十二ヶ岳 じゅうにがだけ 1201m 高山村 |
厳冬期には結婚の森方面から娘と登っている。積雪の記憶もあまりないから、アイゼンが必要な十二ヶ岳は今回初めてになる。沼田では昨日20cm程の降雪があった。昨年の記録的な大雪と同じ日だったろうか。それから比べれば三分の一程度。 |
登山日 | 2015年2月16日(晴れ) | しんぷる |
行 程 | 小野子山林道登山口10:00…10:50鞍部…(男坂)…11:15▲十二ヶ岳11:45…(女坂)…12:30登山口 |
昨日の降雪で登山口までのアクセスが心配だったが、四輪駆動車のお陰でなんとかたどりつくことが出来た。車の痕もないから最初の登山者ということになる。まあこの時期高山村側から登る登山者は限られているだろう。それでも林道脇の登山口まではトレースが残っているから、誰かしら登っていることにはなる。アイゼンだけでも山頂は踏めるだろう。 | |||||
誰も入りこんでいない 北登山口 |
桧の林はいつもと違い明るい |
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いつもは薄暗いヒノキ林は積もった雪のためかいつになく明るい。トレースに沿って小動物の足跡が残されている。ヒノキは枝打ちがされ手入れの良さを感じさせる。難なくヒノキ林を抜け上の林道に出た。積雪の少ないところを歩いて再び登山道へと入る。 | |||||
トレースはついている |
中ノ岳との鞍部に出る |
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新雪が積もってズルズル滑るため、途中でアイゼンを装着だ。青空が眩しい。ストックは吸い込まれるように雪の中へ沈んでいく。一歩一歩確実にステップを切って登って行く。鞍部が近くなるに連れて風が気になり始めた。中ノ岳との鞍部は風の通り道になっているのだ。鞍部に出た時は若干バテ気味になっていた。 | |||||
男坂の急登に付けられるザイル |
もうすぐ山頂だ |
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さあ、ゆっくり歩こう。女坂は日陰になるため積雪量が多いだろう。それにトレースが付いていない。いつも通り男坂を上る。急登とはいえ日当たりが良くて心配はいらないだろう。女坂より短時間で頂上に立つことが出来るのだ。 | |||||
鼻曲り、浅間隠、浅間山、外輪山、湯の丸山 |
湯の丸山と四阿山の間には槍・穂高連峰 |
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誰もいないはずの山頂には、単独行の男性が一人榛名山方面を眺めながら腰をおろしていた。挨拶だけ交わして展望に見入る。最初に目に入ってくるのが真っ白な浅間山だ。八ヶ岳もすっきりと見えている。北アルプスも天気が良いらしく、槍・穂高連峰がくっきりと眺望できる。谷川連峰だけが稜線上に雲がかかるだけだ。ただひたすら眺める。 | |||||
四阿山 スキー場も見える |
本白根山〜横手山 |
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蓼科山〜赤岳までの八ヶ岳連峰 |
八間山〜白砂山方面 |
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至仏山と武尊山 |
日光白根山、男体山 |
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谷川連峰は雲の中 |
赤城山 |
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北側のパノラマ 先行者は間もなく「お先にと」残して、結婚の森方面へ下って行った。山頂は風もなく暖かだ。ぐんま百名山の中に日本百名山が11座あるが、ここ十二ヶ岳の山頂からそのすべてが見渡せるのだ。今日は巻機山がはっきりしなかったが、他の10座はくっきりと目の中に入ってきた。北方面の展望が期待できるときは十二ヶ岳がお勧めだ。
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榛名山 |
日光白根山 |
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子持山とその向こうに赤城山 |
山頂の風景 |
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ランチの支度をしてくれば良かったが、今日はなにもなし。それでも大展望で心は満杯だ。今後のために女坂を下ってみよう。トレースがなかったが大丈夫かな。女坂への急斜面を下る。分岐にはトレースがないがその先には見える。風の通り道になっているのか、わずかなとレースではかき消されてしまうのだろう。積雪は多少多いが驚くほどではない。 | |||||
女坂を下る |
樹間に谷川連峰 |
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トレースはある |
石祠の前はトレースが消える |
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深いトレースを辿って |
男坂・女坂の分岐に戻る |
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石祠の前で一瞬トレースが消え戸惑ったが、直ぐ先にしっかりとしたトレースが見つかった。雪の風紋もわずかだが数ヶ所で目にした。登りは苦しかったが下りは楽チンだ。男坂・女坂分岐に着くと足跡はしんぷるのものが残されているだけだった。 |