立山
たてやま
雄山・大汝山・富士ノ折立

3015m
北アルプス
立山

 立山は観光地なので登山基地である室堂に立つにもコストがかかる。しかし、それに余りあるだけの素晴らしさがある。今回の山行は立山・剱縦走以来2回目になる。そろそろ紅葉が始まっているのではないかな。2日目は奥大日岳にしてみた。
登山日 2014年9月26日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 沼田IC4:30===六日町IC---R253(ほくほく道路)---上越IC===立山IC---立山駅9:20***室堂BT10:30…11:11浄土山登山口…11:40△浄土山12:20…12:40一ノ越…13:30▲雄山…14:00大汝休憩所…14:35△真砂岳…15:10剱沢分岐…15:30剱御前小舎(宿泊)
 立山駅には遅い時刻にも関わらず何とか駐車することが出来た。アルペンルート往復券を買い求め、立山ケーブル、高原バスと乗り継いで立山室堂に向かう。高原バス車窓からの大日平、弥陀ヶ原の紅葉を楽しみながら、退屈することなく室堂バスターミナルに着いた。

バスの車窓から弥陀ヶ原の紅葉

 雲の中に鍬崎山

剱御前から大日岳へ続く稜線

車窓から大日岳
 一般的には雄山、大汝山、富士ノ折立の3つのピークを合わせた山塊を立山と呼び、これに浄土山、別山を合わせて「立山三山」と呼ぶのだそうだ。今日は浄土山を経由して立山に登ってみよう。別山は剱岳を眺めるにはいい山だが今日はパスだ。
室堂からのパノラマ 立山三山(浄土山、立山、別山)と小さく大日岳

室堂山荘と立山

浄土山へ向かう
 玉殿湧水で喉を潤してターミナルを後にする。一ノ越方面に向かって石畳を歩いて行くと浄土山への分岐がある。石畳は観光客には良いかもしれないが、登山者にとってはけっして歩きやすいとは言えない。分岐を右に折れ石畳をゆっくりと上っていく。道の両脇には花穂となったチングルマが赤く紅葉している。草紅葉の赤はすべてチングルマではないだろうか。

大日三山が見事だ

別山と雷鳥沢 草紅葉が凄い
 登山道は徐々に傾斜を増し階段状になってくる。振り返れば紅葉した室堂平が箱庭の様だ。左手には大日三山、右手には別山が見事。剱岳がわずかに顔を出している。さらに登山道を行くと浄土山登山口の道標があった。直進すると室堂山展望台だが、浄土山からの眺めと変わらないだろうと浄土山登山道へと入っていく。岩がゴロゴロした急な道だ。浄土山も意外と人気らしく登山者は少なくない。

剱御前〜別山〜真砂岳〜立山

五色ヶ原と薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳

浄土山登山道から 国見岳と大日三山
 高度を上げて行くと五色ヶ原が見えてきた。その向こうには薬師岳が大きい。手前が北薬師岳、その奥が薬師岳になる。その稜線は遠く黒部五郎岳へと続く。遠い、遠い。でも歩いてみたいなあ。展望を満喫しながら歩いて行くと、間もなく頂上に着いた。

浄土山から立山を望む

スバリ岳と針ノ木岳

浄土山北峰から龍王岳への稜線
 浄土山は北峰と南峰に分かれている。北峰には軍人霊碑が置かれ、南峰には富山大学立山施設が置かれている。この施設では、大気・雪氷・生物などの様々な研究活動や課外活動などに使われているそうだ。南峰で立山カルデラ、五色ヶ原、薬師岳等をを眺めながらランチにした。龍王岳は登山道から少し足を延ばせば登れそうだが眺めるだけにしよう。
浄土山北峰からのパノラマ
 別山の上には剱岳が頭を出し、雲海の上には毛勝三山が浮かぶ。立山は白砂と雪渓、ハイマツの緑、そして草紅葉で彩られていた。

鳴沢岳から針ノ木岳稜線

一ノ越へと下る

室堂平を見下ろす

裏銀座方面
 浄土山からの展望も良いね。さあ、一ノ越に下って雄山を目指そう。一ノ越の鞍部は風の通り道だが、今日はさほどではない。「あそこ(雄山)まで行って来たんだよね。」と感慨深く話しているハイカーもいる。雄山頂上までは急峻な岩の登りとなるが、短時間で登ることが出来るのだ。ここまで来ると登山者も多い。

一ノ越から雄山


もうすぐ雄山だ

雄山頂上 一等三角点が置かれる

雄山から室堂平
 雄山山頂は意外に人影が少なかった。平日、しかも例年では紅葉にはわずかに早いこともあるだろう。のんびりする理由もないので先に進む。この高さまで来れば剱もしっかりと顔を出している。真砂岳の白ザレが美しい。

剱御前までの稜線

大汝山頂上から休憩所
 大汝山頂上に上ってみる。立山の最高地点だけあって展望はいい。コバルトブルーの黒部湖を挟んで後立山連峰が一望だ。針ノ木岳の山容は見事だ。あの頂にも立ったんだなあ。裏銀座コースは歩いたことがないけれど、いつかは歩いてみたい。北アルプスの峰々を眺めていると「山っていいなあ。」と本当に思う。
大汝山からのパノラマ
 映画「春を背負って」の舞台となった大汝休憩所に立ち寄ってみたが、中は暗く立ち寄る人の姿もなかった。こんなものかな。撮影時の記録でもあるのかと思ったが何もなさそうだった。富士ノ折立には登らず大きく高度を下げる。道は岩から解放され歩きやすくなる。

大汝山頂上から針ノ木岳と黒部湖

真砂岳へ

後立山連峰

大日三山は雲に
 真砂岳はピークを踏まない巻道もあるが素直に山頂を踏んでいこう。白ザレの道と室堂平の草紅葉との対比がいい感じだ。大日岳登山道の紅葉も素晴らしい。明日の奥大日岳への歩きが楽しみだ。天気にさえ恵まれれば最高。 

振り返って 富士ノ折立と内蔵助カール

真砂岳 三角点はない

気持ちのいい稜線歩きだ

真砂岳、立山を振り返る
 別山稜線に出るのは大変そうに見えたが、山腹を斜めに巻道が付いているのでつらくはない。別山は、以前剱岳に登った前日に山頂を踏んでいるので、今回はパスだ。別山稜線からも剱岳は見事な山容を見せてくれる。予定を変更して明日登ってしまおうか。

別山分岐 下れば剱沢

剱岳と剱沢
 剱沢キャンプ場にはテントがちらほらと見える。剱岳は最高の天気。登ってもよし、眺めてもよし。さあ、今日の宿がある別山乗越をめざそう。稜線からの眺めを楽しみながら歩いていけば間もなく鞍部に出た。

後立山連峰

雲海に沈む
 剱御前小舎では一部屋貸し切りだった。夏山の終わった平日の山小屋はこんなものなのかな。雲海に沈む夕日が美しかった。夜は満天の星。明日も晴れてくれるだろうか。

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