焼岳 やけだけ 2455m 北アルプス |
焼岳は長野県と岐阜県の県境にある北アルプス唯一の活火山である。頂上からは、大正池や河童橋など上高地の中心が一望できるのも人気の一つのようだ。日帰りで簡単に登れる山でもある。 |
登山日 | 2013年9月14日(晴れのち曇り) | しんぷるライフ |
行 程 | 沼田4:20===5:40鳥居峠===6:00上田市街===松本市===8:20中の湯登山口9:00…10:15広場(旧道合流点)…11:35▲焼岳北峰13:30…14:15広場…15:20中の湯登山口 |
のんびりしていて安房トンネルから平湯に抜けてしまった。戻るのも悔しいので、旧道で安房峠を抜けて、新中の湯登山口に入った。駐車場は一杯で路上駐車が横行している。愛車もその中の一台になってしまった。登山口からは奥穂から前穂までの吊尾根が見える。先日Shigeが持ってきた山と高原地図には旧中の湯ルートの赤線は消えていた。どうやら落石がありそのまま閉鎖になっているらしい。 | |||||
国道から吊尾根が良く見える |
登山口道標 |
登山道に入る |
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登山口前の国道158から吊尾根が良く見える。山頂での展望が楽しみだ。登り始めは平坦で歩きやすい。このまま山頂に着いてしまえばいいのになあと思いながら歩いて行く。9月も中旬となり、少し寒いかなと思っていたがまだまだ暑い。シラビソやコメツガ等の樹林帯を行く。道は良く整備されている感じだ。 | |||||
シラビソの樹林帯 |
広場から望む焼岳 |
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霞沢岳 |
緑の笹原と青空が美しい |
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旧中の湯コーストの合流点を第一目標に歩いている。広場に出ると焼岳が見えるようになる。広場の周囲には青のロープが張られている。笹の中を覗いてみると道が付いている。どうやらここが旧道との合流地点の様だ。旧道は閉鎖されているらしい。梓川を挟んで見える霞沢岳が鎮座している。登ってみたくなった。 | |||||
北峰が見えてきた |
登山道を振り返る |
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山腹を覆う笹は、明るい緑色で重さを感じることがなく、青空と相まって清々しい感じがする。手軽な北アルプスの百名山ということもあってか、足元がおぼつかないハイカーが目につく。また何といっても若い世代が多い。 | |||||
いつもは速いライフさんが遅れがちだ。つらい思いをして山なんか嫌だと言っているのが聞こえる。今日は相当に調子が悪そうだ。少し休みをいれよう。腰をおろし、おやつを出して十分な休憩をとった。あれれ、足に力が入らない。膝が笑う感じだ。このところ歩く間隔が開き過ぎているのが原因かも。焼岳が見えてからが以外と長い。槍沢から槍を目指す時の様だ。 | |||||
目指す北峰だ |
正賀池を見下ろす |
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休み休み登っていくと、北峰と三角点が置かれるが登山禁止の南峰との鞍部に着いた。眼下には正賀池と呼ばれる火山湖が見える。北峰の直下には蒸気が噴き出し硫黄が付着している。焼岳は硫黄岳との別名もあるようだ。回り込むようにして岩場を登っていくと、意外と平坦な山頂に着いた。笠ヶ岳が見事だなあ。穂高連峰から槍ヶ岳は山頂部に雲がかかりすっきりしない。でも、槍の穂先が見えたから良しとしよう。 | |||||
笠ヶ岳から穂高連峰のパノラマ |
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北峰で記念写真を撮って大休息だ。ライフさんは食欲がないようだ。それでも出始めたリンゴやトマトなどを食して、少し元気が出てきた感じ。しんぷるは横になって少し眠った。上高地は少し霞んではいるが良く見える。大正池が良く見えないので、北峰を下り上高地側の小ピークに登ってみた。さらに上高地側に足を進め大正池を覗きこむ。地面は火山灰が堆積し、ふわふわとした感じがした。 | |||||
上高地中心部が一望 |
北峰です |
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上高地側に足を運ぶと |
大正池が良く見える |
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登りはつらかったけど下りは大丈夫かな。岩がごろごろして時間は稼げない。休み休みで上り2時間半だからゆっくり下ればいい。昼寝をしている間に登山者はだいぶ下山したようだ。樹林帯に入れば歩きやすい。お手軽に上れるし、展望もいいし人気の山である。 | |||||