蝶ヶ岳・常念岳
ちょうがたけ・じょうねんだけ
2677m・2857m
北アルプス

 10年ぶりに三俣から蝶・常念を周回してきた。駐車場までの道には週末の登山者の多さを物語るように路駐の車が散在していた。このコースは健脚者には日帰りルートだ。どちらから回るか決めずにきたが登山口で蝶ヶ岳周りに決めて天気次第でピストンも。
登山日 2013年7月22〜23日(晴れのち曇り一時雨) しんぷるライフ、IT
行 程 沼田5:00---R145・R144---上田菅平IC===安曇野IC---8:15三俣P…三俣登山口8:40…10:20まめうち平…13:50蝶ヶ岳ヒュッテ(宿)6:15…6:50△蝶槍…9:50▲常念岳10:50…11:00分岐…11:55△前常念岳…13:07標高2207m地点…14:40三俣登山口
 三俣登山口には相変わらず間違いが指摘された案内板が健在だ。すでに蝶ヶ岳から下山した団体がくつろいでいた。下界の天気はいいが稜線では槍・穂高の稜線は望めなかったとのこと。やはり岐阜、富山の天気が良くないとすっきりとはいかないようだな。

三俣を過ぎると最後の水場「力水」

ゴジラに似た木

まめうち平

シラビソの林が美しい
 登山口からわずかで蝶・常念の分岐。蝶に向かって歩きだすと最初で最後の水場。久しぶりの泊まり支度なので足取りが重い。

モミジカラマツ

常念岳が見えてきた

キヌガサソウ

 
 シラビソの林にはカニコウモリが大きな葉を広げている。ズダヤクシュなどの地味な花が多い。美しいシラビソ林を抜けると、高山植物がチラホラと姿を見せる。樹間からは常念岳がその山容を現す。厚い雲の下にしっかりと見えている。

オオサクラソウ

蝶ヶ岳稜線近くなると沢山咲く

サンカヨウが残る

シナノキンバイの花は大きい
 下山者には時折すれ違う。大滝山への登山道は静かだが整備され、コバイケイソウの花畑が素晴らしいと話してくれる。明日、あまり天気がすぐれなければ、そちらに足を延ばして下山するのもいいかも。蝶槍往復でもいいし。

もうすぐ稜線

さあもうひと頑張り
 歩くのも嫌になりランチタイムをとる。登っていく登山者はしんぷる隊を含めて3組だけ。下山者の数が圧倒的だ、山小屋は空いていることだろう。樹林帯は、徐々に雲が出てきたためか、陽射しもなくしっとりとしている。

稜線に出たが展望は駄目みたい

青空が顔を出すが…
 稜線に出る直前に雨が落ち始めた。最高地点はまた後にして山小屋へと急ごう。着いたら何より初めにビールで乾杯だ。
 蝶ヶ岳ヒュッテには名古屋市立大学ボランティア診療所が開設してあった。ビールロング缶500mL(\700)を頂き、しばし皆で昼寝。三俣からの登りでは寝不足とは思えないけど眠くて仕方なかった。目を覚ますと雨が上がり周囲はすっきりと見えている。小屋の周りを散策してみよう。蝶ヶ岳最高地点で記念写真。明日は晴れるかな。
 夕食後は、ボランティア診療所の助産師によって、ネパールでの2年間にわたるボランティア活動の報告会と、その後で血圧測定などが行われた。山小屋での報告会だったので、もう少し山の話など聞けるかと思ったが期待外れだったかな。

これから歩く稜線

安曇野市は雲海の中
 夜中に目を覚まし外に出てみると、星は見えないが安曇野市街の灯りが良くみえる。常念岳も見えるしこのまま天気が持ってくれるといいが。しかし、朝食時から雨が落ち始めた。このまま三俣へ下ろうと思ったが、ライフさんやITさんは歩く気満々。降りて後悔するより歩いて後悔したほうがいいかも。

小雨があるが

蝶槍を目指す
 そんなわけで蝶槍を目指すことにした。雨は小降りでさほど気にならない。梓川を挟んで穂高連峰との間には雨があるのか、鮮やかな虹が何度も出ては消えていく。虹の後にはチョットした雨粒が雨具を濡らす。目指す常念岳も見えることもあって女性陣は元気だ。行ってみよう。

虹が出ると通り雨になる

蝶ヶ岳を振り返る

イワベンケイ

蝶槍はすぐそこ

穂高連峰は雲の中だが

常念岳を目指す
 蝶槍からは一気に標高を下げる。やがてシラビソの樹林帯となり高山植物を楽しみながらの歩きだ。常念岳のガレ場の登りに入るまでには、幾つかピークがあるが花畑が見事だ。これらを見られただけでも良かった。10年前の記憶は当てにならないな。

テガタチドリ?

グンナイフウロ



蝶槍と常念岳との鞍部にはお花畑
コバイケイソウ
ニッコウキスゲ
などなど

ハクサンチドリの群生

シナノキンバイの群生

常念岳を望む

蝶槍方面を振り返る
 樹林帯、草地帯を抜け常念岳の登りに入ると、常念小屋から蝶ヶ岳へと向かう登山者が多い。今日はのんびり蝶ヶ岳ヒュッテ泊まりだとか。徐々にガスが常念岳を覆い始めた。我々が山頂に着くころにはすっかり一面はガスの中。幸いにも雨は上がっていたので、風をよけてゆっくりと出来た。

ガレ場を休み休み登り常念岳に

前常念への分岐

チングルマが咲き残る

常念岳を振り返る
 常念岳からは三俣までの長い下りが始まる。前常念までは緩やかな傾斜だが、岩上の歩きなのでそれなりの緊張感がある。岩室跡を過ぎれば傾斜が増し、足の疲労感も重なってくる。この天気だというのに、登ってくる登山者にもそこそこすれ違う。長くきつい下りが続き、ここを登ってくるなんてとても無理だと女性二人。もっともだよな。

常念乗越と横通岳

岩々
 10年前の記憶なんてあまり当てにならない。部分的な記憶はあるがコース全体の把握は覚束ない。北アルプスだから標高差1000M以上は当たり前だし、それなりに歩きではある。

前常念岩室

樹林帯に入れば一安心
 長い岩場の歩きを終えて樹林帯へと入った。土の上の歩きはやはり落ち着く。やれやれ、ほっと一息だ。それでも三俣までの標高差は900M近いし、まだまだ先は長い。この樹林帯は花が少なく面白みがない。下りの緊張感を避ける意味でも登りに使う道かもしれない。三俣手前の水場で涼をとる。この登山道は、初心者や体力に自信のないものは歩かないようにとの警告があった。本当にその通りだ。

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