武尊山
ほたかさん
2158m
みなかみ町・川場村・片品村

 ほたか会の某先生の3年越しの希望で武尊山に登ってきた。偶然にもみなかみ町の武尊山山開きに当たり、山頂で記念手ぬぐいを頂いた。
登山日 2013年6月30日(曇り) しんぷるライフ、ほたか会の皆さん4人
行 程 白樺リフト8:25…登山口9:08…10:10避難小屋…12:02家の串分岐…12:33▲武尊山13:05…15:20避難小屋…16:00登山口
 背嶺峠を久しぶりに越えて片品村花咲に出た。スノーパル・オグナほたかからの最短コースは車の通過に自信が持てず、距離は長いが傾斜のゆるやかな武尊牧場から登ることにした。夏山リフトが運行されているので往復で利用する。かつては東俣駐車場まで林道が通じ、わずかな登りで三合平まで歩けたが、数年前の土砂崩れから林道の復旧はならず余計な歩きを強いられている。

夏山リフトでキャンプ場に

キャンプ場はダケカンバの林

ダケカンバの大木が見事
 2本のリフトを乗り継いでキャンプ場に出た。スキー場は冬季国体を控えてクロスカントリーコースの造成工事があちらこちらで行われていた。クリンソウやのぼり藤が目を楽しませてくれる。先週は武尊牧場1500Mフェスタがレンゲツツジを目玉に行われたが、今日はそのレンゲツツジもすっかりと終わってしまい見る影もない。それでも広々とした高原のダケカンバの林は開放的で気分がいい。

武尊山らしくブナの森を行く

水芭蕉を小さくしたようなヒメカイウ
 舗装路を行けば登山口に着く。登山届出用紙が置かれているがまあいいか。登山道に入るとキャンプ場の開放的な雰囲気が一変する。道はダケカンバやブナの森となり新緑と呼べるほど緑は明るい。ブナの林は当たり前と思っていたがダケカンバの巨木が多いのには驚いた。足元にはギンリョウソウが姿を見せる。武尊山は花が少ない印象を持っている。こんな感じで山頂まで行くのだろう。

標高1700M付近からオオシラビソの林

ほぼ中間点にある避難小屋
 だらだらと標高を上げていく。花咲湿原への分岐を右に分けるとオオシラビソの林となってくる。登山道の泥濘はまだ始まったばかりで徐々に酷くなっていくのだろう。先生は自然観察会さながら興味あるものをゆっくりと観察しながらマイペースで歩いて行くので女性陣はヤキモキしている。なにせリフトの運行時間が決まっているからねえ。小屋の中もじっくりと観察(^_^;)

オオカメノキが残る

イワカガミ

ミズバオウレン
 花は少ない先入観があるものだから、所々に咲いている花に嬉しくなる。ほたか会の若手は花を知らないようだからイワカガミは教えておいた。どんどんひどくなる泥濘を悪戦苦闘しながら歩いて行くとセビオス岳にでた。朽ちたベンチを過ぎるとチョットした湿地帯があり、そこにはイワカガミやミツバオウレンが数多く花を咲かせていた。展望もわずかだが開けて開放的な気分になる。

登山道にコバイケイソウ

ムラサキヤシオが一株
 登山道に雪が残るようになると、道には雪解け水が流れ靴の中に浸みてきた。登山道に覆いかぶさる笹が煩わしいところもある。すこし笹刈りが必要だろう。樹林帯を抜けると鎖場が目の前に迫る。先を行くパーティーはリフトが動く前7:30から歩いてきたそうだ。

雪が残るところは登山道が川に

ときおり笹も背丈ほどになる

鎖場 慎重に
 鎖場で渋滞。何気なく目をやればヒメイワカガミが鎖場の脇に咲いている。どうしてどうして、意外と花はあったんだね。

鎖場わきにヒメイワカガミが咲く

鎖場から振り返る
 渋滞の鎖場を抜ければ川場コースとの合流点だ。いくつか雪田を越えると道標があった。休んでいる4人組の足元を見るとあまり汚れていない。「川場野営場から来たの?」と訊くと「スキー場の一番上からです。2駆では上るのがやっとだった。」と。オグナほたかから最短コースを歩いてきたらしい。失敗したと思ったが仕方ない。次の参考にしよう。

もうすぐ川場コースと合流

ここを越えれば
 湧水で喉を潤し山頂を目指す。三ツ池さらにその先にも雪田が残りかえって歩きやすい。目指す山頂も視界に入っている。展望はどうかな。山頂もあまり混んではいないように見えるが。日本武尊像の下を通り山頂へと着いた。今日がみなかみ町側の山開きだったため、山頂では”武尊山山開き実行委員会”作成の手ぬぐいが配られていた。せっかくなので貰ってきた。
 山名板の前で記念写真を撮りランチ。帰りのリフトの終了時刻が16:30なのでゆっくりもしていられない。本来時間が稼げる道だが悪路と渋滞が気になるところ。顔の周りを飛び回るブヨに悩まされながらの食事となった。期待の展望はすっかりガスにやられて全然ダメ。手前では見えていただけに残念だ。

三ツ池からは雪田が残る

日本武尊像下のミヤマダイコンソウ
 休憩をあまり取れずに歩いたこともあったのか、先生が鎖場を前に足の痙攣を起こしてしまった。痛み止めを飲みますかと訊くと、「別のパーティーに漢方芍薬甘草湯をもらった。」と言うが飲んでいないとのこと。速効性を期待できる薬なので早速飲んでもらって様子を見た。さらにロキソニンを2錠飲んでもらう。ライフさんが時間を気にして、しんぷるに先に行ってリフトに間に合わなかったら車を上げて欲しいというので、一人で先を急ぐことにした。

ショウジョウバカマも少し咲く

ウラジロヨウラクが咲き始め

ブナの林にはギンリョウソウ
 避難小屋について連絡をいれると、しんぷるが出て間もなく先生は歩きだしたとのこと。薬が効いたのかな。少し余裕が持てるようになり行きでは撮れなかった花の写真を少々。リフト乗り場に着いてもう一度連絡をいれると、先生は先に行ってしまってライフさんが最後だと。さすがに県民マラソンに出ているだけのことはある。大逆転でリフトには間に合った。我々が最終搭乗者となり夏山リフトは止まった。今一の山歩きだが3年越しの想いは叶っただろうで良しとしよう。

登山口に入って間もなくのブナの林
武尊山牧場キャンプ場に戻る
 武尊牧場コースはやはり距離が長い。往復14kmは疲れるか。しかも泥濘の悪路。みなかみ側若しくは川場側からのアクセスがいいだろう。武尊山は確かに花は少ないがそれなりに楽しく歩ける。百名山でもあり訪れる登山者は多い。

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