浅間隠山
あさまかくしやま
1756m
東吾妻町

 浅間隠山は二度上峠から比較的簡単に上れる山で展望も良いことから大変人気の山だ。浅間隠温泉郷からも登山道があり5月にはシャクナゲがいいらしい。最近、須賀尾林道が解放され登山口が近くなった。
登山日 2013年5月25日(晴れ) しんぷるライフ、HK、KM
行 程 浅間隠温泉郷登山口9:00…9:43中間点…10:33シャクナゲ尾根…11:30▲浅間隠山12:40…13:06シャクナゲ尾根
…13:30中間点…14:08登山口
 シャクナゲの季節だからだろうか、決してアクセスがいいとは思えない登山口には2台の車が止まっていた。新緑がいい感じだ。少し肌寒さを感じながら歩き出した。清々しいまでの新緑はカエデやモミジが多い。秋には素晴らしい紅葉になりそうだ。

浅間隠し温泉郷登山口

登山道案内板
 登山道は温川に沿って進む。何度か川を行ったり来たりしながら奥へと入る。周りは緑一色だ。ミズナラ、ブナやカラマツなどの混成林の清々しい空気の中をゆく。大した急登もなく中間道標に着いた。五合目のようだ。

新緑がまぶしい

中間点

新緑の登山道
 五合目から少しゆくといよいよ登山道は急になってくる。ポツンポツンとミツバツツジやシャクナゲが目に留まる。山ツツジもいく株かあるようだ。気温も上がってきたらしく女性陣は汗を拭いたり一枚脱いだりしている。

シャクナゲが咲く

ミツバツツジ

竜ヶ岳と笹塒山
 急な丸太階段や急な痩せ尾根を注意深く進む。歩き始めは壁のように聳えていた浅間隠山も間近に見えるようになってきた。シャクナゲが多くなってきたらそこにはシャクナゲ尾根の標識が立っていた。標識の後ろには浅間隠が良くみえる。目視では1時間ほどかな。シャクナゲには少し遅かったようだが数も少ない。ミツバツツジはまだ蕾のものも多い。

シャクナゲ尾根の道標の前で
ミツバツツジが満開

シャクナゲ尾根から浅間隠山

ムシカリ(オオカメノキ)が満開
 花の少ないシャクナゲ尾根を抜け女性陣には先に行ってもらう。鞍部を過ぎ下ってくる初老の登山者と言葉を交わす。「山頂はいい景色ですよ。雲海が素晴らしい。」雲海?それって景色良くないんじゃないのかなあ。二人で疑問に思いながら立ち止り歩きをしながら山頂を目指す。登山道わきに腰掛けて食事をしている3人組が「先に女性2人が行きましたよ。山頂はすぐそこですよ。」元気になって歩けば登山者が大勢いる浅間隠山の頂に着いた。

草津白根山と岩菅山

谷川連峰
 展望はどうかな?あ、なるほど。雲海の意味がわかった。いい感じで群馬県境の山々が雲に浮かんでいる。冬の澄んだ空気の時と違いくっきりと見えるわけではないが何となく幻想的な眺望だ。記念写真を撮り、一通りの展望を楽しんだ後でランチにした。

山頂から浅間山
 この山頂からの展望も一級品だ。浅間山の雪はあらかた解けた。山頂は富士山並みに冠雪があると見ごたえがあるのだが。のんびりと過ごしていると混雑していた山頂も登山者がいなくなった。下山したら温川温泉で汗を流して行こう。下りは上り返しもないので楽チンだった。秋にもう一度歩いてみたいコースだ。
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