黒檜山
くろびやま
1828m
赤城山
前橋市・沼田市

 アカヤシオを見限るにはまだ早いようだ。袈裟丸山まで足を運ぶのはチョット天気が覚束ない。トラベエさんが「強烈な剪定というか伐採というか…」と書いているが果たしてどうなのだろうか。時期はいい頃なので出かけてみた。
登山日 2013年5月19日(曇り) しんぷるライフ、IT、KM
行 程 鳥居峠8:55…9:37駒ケ岳登山道合流点…9:50▲駒ケ岳…10:40▲黒檜山11:30…12:17猫岩…12:25黒檜山登山口…13:15鳥居峠
 赤城山北面道路を抜け五輪峠に出ると青空が広がっていた。どこに登るかは山肌を見まわしてみて決めればいいかとやってきた。駒ケ岳の中腹にはアカヤシオの色が見える。そんなわけであっさりとコース取りが決まった。鳥居峠に向かう途中からガスがかかってきた。峠を吹き抜ける風も冷たいが上空は晴れているはずだから予定通り歩いて行きましょう。

籠山は色付きが少なく残念なことに(帰路で)

アカヤシオが剪定伐採された籠山
 籠山には色があまりない。終わったのかそれとも伐採か。歩き始めると幼低木が綺麗に伐採されている。これではアカヤシオが色を成さないのも無理はない。しかし全くないわけでもないので計画通り登りだした。剪定された木枝が束ねられて置かれている。何てことをと思いながら尾根を目指す。籠山から駒ケ岳への稜線へ出ると見ごろのアカヤシオがあるじゃないか。

まあまあのアカヤシオ

これはなかなかだ
 ガスが上がってくる中で背景色が良くないなあ。やはり青空がないと色が映えない。ポツリポツリと雨が落ちてくる中、笹を切った道を高度を稼ぐ。しばらくするとアカヤシオも姿を消してしまった。そうなるとチョットつまらない山歩きとなる。急坂に息を切らしながら登っていくと駒ケ岳登山口からのルートと道を合わせる。ベンチで一息だ。

籠山からの稜線

ベンチが置かれる登山道合流点

▲駒ケ岳
 アカヤシオの時期だからか、登山ブームになったせいだか登山者が多い。最近目立つのは若者のグループだ。中高年が多いのは変わりないが若者の姿を見ると嬉しくなるね。登山者のマナーを守って歩いてもらいたいものだ。駒ケ岳の山頂まではわずかだ。ガスで視界が開けない中、他の登山者と一緒に山頂に着いた。一息入れてすぐに黒檜山を目指す。 

黒檜山大神

黒檜山頂道標

鈴ヶ岳方面も霞む
 大タルミまで下ってから階段の道を登り返す。黒檜山から下ってくる登山者と道を譲りあいながら高度を稼ぐ。腹周りを引き締めるための足上げ運動を繰り返して行くと花見ヶ原への分岐に出た。もう急登は終わりだ。御黒檜大神の前を通って山頂へとでた。ガスで展望はないのでもう少し先へ進む。展望地も期待はできないがそちらでランチにしよう。

猫岩と登山道

猫岩付近から大沼を見降ろす
 多少陽射しも出てきて寒くはない。むしろ吹く風は心地よい。帰路は黒檜山登山口へと下り覚満淵経由で戻ることにした。その登山道はアカヤシオはないが仕方ないな。自然なルートとりだろう。ライフさんを先頭に勢いよく下っていく。膝は快調のようだ。靴ひもを直そうものならあっという間に姿が見えない。下っていく登山者、上ってくる登山者と黒檜山の登山道は大賑わいだ。

駒ケ岳中腹のアカヤシオをズーム

同じく駒ケ岳の中腹のアカヤシオ
 無事登山道を下り車道に出た。車道から駒ケ岳の山腹を見上げると、アカヤシオが最盛期を迎えているようだ。写るかわからないがデジカメでズームしてみた。それが上の写真(デジタル処理済)。おしゃべりをしながら歩いていけば覚満淵の入口だ。今年は水が少ないようだ。また植生保護のため笹刈りが行われている。多くの高山植物が回帰してくれることを期待しています。

鳥居峠から望む覚満淵
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