前白根山
まえしらねさん
2373m
片品村・日光市

 日光白根山は関東以北最高峰で日本百名山でもあり人気の山だ。普段は日光白根山を目指して登るのだが今日は前白根山が目的だ。
登山日 2012年8月26日(晴れのち雨) しんぷるライフ
行 程 菅沼登山口8:10…9:40弥陀ヶ池…10:40▲五色山…11:10▲前白根山11:40…12:10五色沼…12:50弥陀ヶ池…14:20菅沼登山口
 とにかく暑い夏が終わりを見せない。涼しい所に行きたいと日光白根山を選んでみた。菅沼登山口で車を降りると肌寒いくらいだ。この時点では正解。歩きだすと有料駐車場の看板がある。今は管理人がいないが下山時にしっかりと徴収されるのだろうな。しかし何でいまさら。駐車料金の一部が登山道の整備などに使われるとのことだ。管理者とあるがいったい誰が管理しているのか気になるところ。
 駐車場は満車状態。相変わらず人気の山だ。林道を経て沢筋に歩いていくと登山道らしくなる。おや登山道が所々整備されているではないか。有料駐車場にした手前体裁を繕ったか。登山道はシラビソとダケカンバの林の中を行く。道は湿っているので夕立が来たのだろうか。抜きつ抜かれつ弥陀ヶ池を目指して歩いていく。

おやおや 有料駐車場に様変わり

シラビソとダケカンバが多い登山道
 弥陀ヶ池は溶岩ドームの撮影ポイントだ。風がない朝がいい感じとなる。さて今日は奥白根山には登らずに五色山から前白根山を回る予定だ。溶岩ドームを眺めながらの稜線歩きもなかなかいいものなのだ。弥陀ヶ池には沢山のトンボが飛びまわっている。ハンゴンソウも多い。この時期の花はハンゴンソウ、カニコモリがほとんどだ。五色沼の外輪山を歩けばハクサンフウロも多い。弥陀ヶ池を過ぎ五色山の道標に従って斜面を登っていく。すぐに広場となる。そこから一旦下って石楠花の群生地を過ぎて歩いていくと金精峠からの道と合わせる。そこが五色山だ。溶岩ドームと五色沼の展望がいい。

弥陀ヶ池から白根山ドーム

五色山頂上
 ここではゼッケンをつけたランナーが前白根山方面から歩いてくる。参加者に訊いてみると丸沼から50kmコースの大会らしい。家に戻ってからネットで調べてみると、「XTERRA トレイルラン 日光白根丸沼大会」とのこと。詳細は以下の通りだ。
・標高2578mの日光白根山山頂を極める全長50kmの本格的山岳ラン大会。10Kmのライトコースもあります。
・日光白根山登山道、スキー場、湖岸遊歩道、アスファルト路など多彩なコースレイアウトで走りごたえ十分
・レース後には、源泉かけ流しの丸沼温泉「環湖荘」への入湯ができます
・開催日程:2012年8月26日(日)
・開催地:群馬県利根郡片品村 丸沼周辺、日光白根山、丸沼高原スキー場 特設コース

 次から次へ来るので道を譲って待っていることが多くなる。まあそれはそれでいいんだけれど、ランとは名ばかりで皆歩いている。多分ビリのほうなのでしょう。少し曇って来て相変わらず暑くはない。快適な山歩きになった。奥日光の山々の上には雲があってすっきりとしないのが残念だ。多くのランナーとすれ違いながら前白根山の頂上に着いた。白根隠山から錫ヶ岳方面がよく見える。さあランチとしよう。

五色山から日光白根山

男体山方面は雲
 裸地を下って五色沼を目指す。おやおやまだランナーが歩いてきますよ。タイムオーバーになりそう。ほとんど枯れそうな水場を過ぎて五色沼へと下る。湖畔では多くの一般登山者が休憩をしている。ゆっくり昼寝でもしたいところだが雲行きが怪しい。少し先を急ぎましょうか。再び登山道に入って高度を稼ぐと五色山の分岐に出た。ぐるっと一周してきたわけだ。

五色沼に下りてくる ハンゴンソウ

五色沼から日光白根山
 しかしトンボの数は半端ではない。五色沼や弥陀ヶ池などの賜物だろうか。小学校時代に学校の校庭でも同じようにトンボの群れがいたなあ。竹箒を持って捕まえたものだ。弥陀ヶ池を過ぎて菅沼まで後一時間ほどで雨に降られた。予想より早かった。樹林帯の歩きなので直接濡れることは少なかったのが幸いした。なにせ雨具の用意をしてこなかったものだから^^;
 駐車場に戻ると案の定駐車料金を請求された。何処が管理しているのかと問うと地主の丸沼高原リゾートとのこと。ロープウェイへの誘導があるのかも。今後路駐が増えるかもね。菅沼茶屋の駐車場は登山者お断りとなっているが、隅のほうでも500円で利用させればいいのにね。まあいずれにせよ夏の日光白根山は涼しくてよかった。

カニコウモリ

ハクサンフウロ

ミヤマシャジン
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