吾妻耶山 あずまやさん 1341m みなかみ町 |
昨年秋に紅葉を楽しみに登った折、シャクナゲの木が多いことを知った。tomoさんによるとミツバツツジとシャクナゲの季節には楽しい山歩きができるということだ。最盛期は5月10日過ぎくらいだろうか。時期は少し遅れてしまったようだが、新緑も楽しめると思い歩いてみた。 |
登山日 | 2012年5月26日(晴れ) | しんぷる |
行 程 | 仏岩ポケットパーク11:35…11:55赤谷越…12:00仏岩…12:30中腹コース分岐…12:55鎖場直進路分岐…13:10▲吾妻耶山13:20…14:00赤谷越…14:13ポケットパーク |
いつも通り仏岩ポケットパークに車を止めて歩きだす。この道を歩くといつも、残雪期に息子と阿能川岳に登ったことを思い出してしまう。それと共に大水上山から中ノ岳を周回したことも昨日のように思い出される。まだ子供だった息子と二人だけの山歩きは私の大事な思い出だ。 | |||||
登山口 |
大きなシダが多い |
赤谷越 |
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まだ山ビルの心配は無いだろう。この山域も吾妻のように山ビルが生息しているのだ。いまのところ被害にあったことはないが気を配る必要はあるだろう。登山口から杉林を抜けて行く。足元にはシダ類が多い。ジグザグと高度を上げて行くといつの間にか檜の疎林となって来る。新緑がまぶしく感じるようになると赤谷越え(別名仏岩峠)に出る。 | |||||
仏岩 |
新緑の登山道 |
チゴユリが咲く |
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ここから暫くは傾斜のゆるやかな道を行く事になる。間もなく仏岩だ。ミツバツツジはほとんど落花している。僅かに残るものもあるが、すっかりお年を召され て花の色を楽しむのがやっとだ。やがてシャクナゲの木も多く出てくるが時すでに遅しの感。2週間は遅いのだろうなあ。すっかり枯れて散っている。 | |||||
新緑真っ盛り |
谷川が見えて来る |
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道路では気温24℃と表示されていたが、山に入ると随分涼しい感じだ。春先に着るような服を着てきたが暑くもなく心地よい。ハル蝉の鳴き声も聞こえてくる。手元の気温を見ると18℃。最盛期の新緑を楽しみながら静かな登山道を行く。 | |||||
シャクナゲが残る |
新緑の林 |
ツクバネソウ |
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中腹道との分岐を分けると急登となる。相変わらずミツバツツジの落花は多いが、シャクナゲの花がわずかながら見られるようになってきた。少しずつ色鮮やかなものもチラホラと姿を見せる。山頂台地に近づくと蕾まである。ミツバツツジも同様で山頂ではすっかり蕾となってしまった。 | |||||
色は薄れたが良い株も残る |
疎らだがミツバが鮮やか |
花芽が多いものもある |
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シャクナゲ、ミツバツツジの時期は初めてなので何とも言えないが、シャクナゲは花芽の数が少ないような気がする。ミツバツツジはそこそこと思われる。山頂台地の一角に出る。道標を直進して鎖場へと向かう。一気に展望が開けて開放的な気分になる。その岩場から眺める谷川連峰は山頂からの展望に決して劣らない。 | |||||
平標山・仙ノ倉・エビス大黒の頭 |
鎖場が近くなる |
まだ蕾だ |
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今はあまり歩かれていないはずの道だが、道型はしっかりしていて歩きやすい。頂上台地の端を歩く感じとなる。一旦下って一般の登山道に戻り山頂へと向かう。山頂には大きな石祠が3基置かれている。tomoさん撮影のパノラマの後ろには残雪の谷川連峰が広がっていた。 | |||||
谷川連峰 |
谷川岳から万太郎山への稜線 |
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天神尾根はまだ雪が残る |
静かな吾妻耶山頂上 |
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天神尾根にはまだ多くに雪が残っている。東に目をやれば武尊山や尾瀬・奥日光の山々が一望だ。吾妻耶山は展望を楽しむにも一級の山なのだ。山頂でのひと時を一人静かに楽しんだ後で来た道を戻った。 | |||||
谷川主稜線を一望する |