茶ノ木畑山
ちゃのきばたけやま
1460m位
赤城山

 小沼から銚子の伽藍を落ちて流れてくる川が粕川で、その下流には氷爆で有名な不動大滝がある。その粕川の東側には、つつじが峰通りと呼ばれる尾根があり、5月から6月にかけてツツジの回廊を楽しみに多くの登山者が訪れる。おおさる山乃家を起点につつじが峰通り〜横引き尾根〜小峰通りと大猿川を周回できるコースがある。今回初めてこのコースを辿ってみた。
登山日 2012年5月13日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 おおさる山乃家9:20…9:24登山道分岐…9:41尾根…11:03さねすり岩…11:12横引き尾根…11:20茶ノ木畑峠11:55…12:00茶ノ木畑山…12:03茶ノ木畑峠12:05…12:18追分…12:24岳人岩…13:18赤城山大猿登山口
 赤城インターチェンジから、からっ風街道を走りおおさる山ノ家の駐車場に着いた。トイレ前でグズグズしていると「小沼まで行くんかい?」と一人の登山者が声をかけてきた。「いやあ、そこまでは。」とお茶を濁すとさっさと先へ行ってしまった。林道を歩いていけばいいのだろう。大猿川の右岸の林道を行く。すぐにつつじが峰通りへの道標が立っている。階段はあるが足元の笹がうるさそうだ。

澳比古神社の鳥居

おおさる山乃家管理等

つつじが峰通りへの分岐
 先の登山者は足早に林道を進んで行った。この先からも行けるのだろうか。初めてのしんぷる隊は素直に道標に従うことにした。登山口は標高800mあまりだ。たしか横引き尾根は標高1400m余りだから標高差600m程になる。時間にして2時間くらいか。山乃家でヤマツツジが蕾だからミツバとアカヤシオに期待しよう。このコースは6月初旬にかけてがよさそうだ。少し早いかんじ。

笹に消えかけた階段を行く

尾根に出る 石碑と思われたが

ミツバツツジの出迎え
 うるさそうな笹はあまり気にならないが、階段はやはり歩き難いらしく、階段脇にはしっかりと踏み跡が道を作っている。朝は昨日の寒さが残るかと思っていたが、むしろ暖かいくらいだ。爽やかな新緑の登山道を行く。のんびりと歩いていくとどうやら尾根に出たようだ。

これでも今日は美人です

銚子の伽藍が見える
 尾根に出るとミツバが迎えてくれるがやや色褪せて盛りをすぎた感じがしないでもない。と思えば花芽も残っていたりして混乱する状況だ。西上州のアカヤシオといい花芽が少ないのが気になる。今年は全般的にツツジは期待外れに終わるのかな。多少のアップダウンを伴った快適な尾根も標高を上げるにつれ徐々に急登となっていく。全般的にミツバツツジが多い中、オオカメノキの白花が清楚に感じられる。まだまだ横引き尾根は高いなあ。

新緑薄い尾根を行く

オカメノキの白花

アカヤシオだ
 標高1100mを過ぎたあたりからミツバは蕾となってくる。やがてツツジのトンネルはなくなり笹の急登となる。足が重くなり立ち止まりを繰り返しての上りとなる。やがて数本のアカヤシオの木が視界に入った。その遠景には残雪の八ヶ岳がくっきりと見える。咲き具合からして横引き尾根も期待できそうだ。

牛石山方面

さねすり岩

横引き尾根に出た
 ライフさんの背中を追いかけてダラダラと登っていく。有名なさねすり岩の歌碑を一読して先を急ぐ。再び急登に喘ぎながら行けば道標が立つ横引き尾根へと出た。やれやれだ。銚子の伽藍方面のシロヤシオには早いので茶ノ木畑峠へと向かおう。南遠方には富士山が大きい。でも花っ気はまるでない。あれれ、おかしいなあ。アカヤシオが全然ないとは考えられないので時期が早かったということか。それにしても蕾すら目に入らないのはどうしたことか。

前橋市街地を見下ろす

茶ノ木畑峠

茶ノ木畑山頂上
 こんな調子で茶ノ木畑峠へと着いてしまった。そこには十人足らずの登山者の組が休憩していた。挨拶を交わして別の場所に腰を下ろす。色気のない立木を眺めながらの昼食となった。こんな大外れのこともあるもんだ。休憩後に以前から気になっていた茶ノ木畑山頂に足を延ばしてみた。踏み跡とテープが付けられていてわずか数分で着く。山頂の赤ペンキ×がつけられた岩である。山名板を期待したが見当たらなかった。

小峰通りを下る

岳人岩

山ザクラとライフさん
 昼食タイムを終え小峰通りを下っていく。追分、岳人岩など標識がある。このコースは「あずま山歩の会」が道標整備などを行っているようだ。標高1100mを下るとミツバツツジが再度お目見えだ。こちらのほうが元気があるようだ。やはり花はいいですなあ。

ミツバツツジ

ミツバツツジとオオカメノキ
 ミツバツツジはそれなりに楽しめた。オオカメノキもやけに新鮮に感じた。良いものを知った後ではどうしても最高のものが判定基準になってしまう。山歩きを始めた頃に、わずかなアカヤシオの花を見て感動したことを忘れてしまっていたのかもしれない。

ヤマツツジは蕾

大猿公園から横引き尾根

麓は緑が濃い




 やがて下のほうから子供のはしゃぎ声が聞こえてくると大猿公園へと出た。林道との分岐点には「赤城山大猿登山口 標高810m/新里村最北端 茶の木畑峠まで3.4km 1時間50分」とあった。こうして初めての大猿川周回コース巡りを終えた。
 次はもう少し時期をずらして来てみよう。ツツジのトンネルを楽しめるに違いない。このまま来た道を戻っても良かったが、鳥居前に不動尊駐車場への道標があったので車を走らせてみた。滝沢温泉そして忠治温泉を経て県道赤城大胡線へと出た。小沼に向かってカーブの連続する道を上っていく。小沼周辺にも花の姿は見当たらない。鳥居峠でソフトクリームを買い求めて篭山を見てみると、アカヤシオが咲き始める直前の濃いピンクが数カ所眼に留まった。このまま暖かな日が続けば来週末には満開になりそうな感じだ。赤城山のツツジは始まったばかりと言っても良いだろう。

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