小野子三山
小野子山・中ノ岳・十二ヶ岳
1208・1188・1201m
渋川市・高山村

 小野子三山は渋川市と高山村の境界になっている。沼田からでは高山村へのアクセスがいいので小野子山林道にある登山口を利用することが多い。
登山日 2011年12月14日(晴れ) しんぷる
行 程 赤芝登山口10:30…11:00尾根道標…11:09△1181…11:25▲小野子山11:30…11:45鞍部道標…12:10▲中ノ岳…12:20鞍部道標…
12:35▲十二ヶ岳13:40…13:48鞍部道標…14:04中ノ岳…14:18鞍部道標…14:46小野子山林道2.7km…15:21赤芝登山口
 初めて小野子山に登ったのは赤芝登山口からだ。1999年だからもう10年以上も昔になる。その頃と今も登山道は変わっていない。今日は赤城に行くか迷った挙句、北部の山が白く見えていたので少しは間近に見ようと十二ヶ岳にしてみた。今日も出足が悪い。

赤芝登山口

歩きだしヒノキの林

尾根が近付くと雑木林となる
 手入れのされたヒノキ林から登山道は始まる。時折カラマツも混じるので足元は枯れ葉が堆積している。程なく舗装路に出ると傾斜が増してくる。よくもこんな急斜面の車道を作ったものだと思う。自家用車で来れば止まらずに滑り落ちてしまう不安に駆られる。一気の直線を上ると右へのカーブの手前に小野子山への道標があり、ここから再び登山道へと入っていく。相変わらずヒノキ林は続き、薄暗い林の急斜面を行けば登山道は左へと山腹を斜めにいくようになる。陽の光も当たるようになるので足元は少しぬかるんでくる。前方には小野子山の主尾根が見えている。一旦ヒノキの林を抜けるが道は折り返して再び林となる。

尾根端に出る 道標の向こうには谷川連峰が見える

谷川連峰をズームしてみる  今日は少し霞んでいる
 ジグザグと上っていけばヒノキの植林帯を抜け明るい雑木林となる。わずかで尾根端に出ると道標が立ち谷川連峰の眺めがよい。雪が少し残っている。この程度の雪は歓迎だ。ゴヨウツツジへの分岐を右に分け尾根への直登コースをとる。北斜面で落葉の上に雪が残るがロープの助けを借りて難なく稜線に立った。ここからは平坦な尾根が続き、小さなピークを数回越えると小野子山の頂上だ。

1181三等三角点

平坦な尾根を進む

行政で立てた新しい標注だ
 小野子山からの展望は十二ヶ岳に比べると多いに劣るが、谷川連峰、武尊山や子持山などの展望はそれなりに良い。雨乞山からの道が南の尾根を来ているが、まだそちらから上ったことはない。急登で大変だと言うが一回は歩いておかなければなあ。

小野子山頂から谷川連峰

子持山と遠くは赤城山だ
 本来、浅間山も良く見えるのだが、今日は全然だめですねえ。四阿山も大気の中にうっすらと霞んでいるだけ。まあ展望は十二ヶ岳で楽しめばいいので先を急ぎましょう。北斜面で雪が残る急斜面を下る。一瞬アイゼンがないと駄目かなと思ったが、落葉の上の積雪で凍結していないのと、朽ちてはいるが階段の残骸や立木が役に立つ。いったん平坦となった後に2段目の急斜面、こちらのほうがやや危険度アップ。慎重に下りて無事に中ノ岳との鞍部に到着だ。ここまで車で入ったレポートを何かで見たので帰路は舗装路を下ってみよう。

中ノ岳鞍部へと下っていく

鞍部 林道への案内がある

▲中ノ岳
 中ノ岳への上りは南斜面で日当たりがよく雪は残っていない。一旦下った後に急登を上り返す。かつて整備されていた木の簡易階段はすっかり朽ち果て、登山道は荒れている。落葉が厚く堆積していて、しかも土が柔らかいため道そのものが崩れかけている印象だ。急登がおさまると中ノ岳はすぐそこだ。小野子三山の中で、この中ノ岳は三角点が置かれず展望も良くないこともあって、この山を目当ての登山者は少ないだろう。ある意味不遇の山だ。

中ノ岳頂上から十二ヶ岳を望む

明るい雑木林の中を下る

合流点の鞍部だ
 山頂から南に登山道を離れ10mほど踏跡を行くと十二ヶ岳がよく見える場所がある。小野子三山縦走の中で最高のポイントだ。十二ヶ岳との鞍部の下りも雪はなく安心だ。3段下りとなっているので急斜面を下りていくといった感覚はない。やがて何度となく訪れている合流点に着く。このあたりは風の通り道となっているのだが、今日は全く風がない。このためかな、大気が澄んでいないのは。
 わずかの上りで男・女坂分岐。男坂を選ぶ。超急斜面だが距離がないのですぐに頂上へと出る。それに冬の女坂は北斜面になるため凍結していたりして意外と危ないのだ。ハッハ、ハッハ息を弾ませて十二ヶ岳の頂上に立った。大展望の山頂には誰もいない。ここまで誰とも会っていない。この時間だし一人だけの山頂になりそうだ。

武尊山と左手は至仏山

中ノ岳と小野子山尾根さらに子持山 遠景は赤城山
 風の音も聞こえない静寂の中に一人たたずむ。何という静けさだろうか。聞こえてくるのは自分が発している音だけだ。谷川連峰に向かって腰をおろし静かな時間を楽しもう。赤城も良いがここ十二ヶ岳は最高だ。何度も足を運んでいるのも納得するしかないなあ。
 午後1時を過ぎ、採石場の作業が始まったのか重機の音が聞こえてきた。一組の夫婦と思われる登山者が上ってきたので、少し展望について話をした後で男坂を下った。中ノ岳への登りも楽しいものだ。山頂からは一気に小野子山への鞍部に下る。

鞍部から作業道を下る

舗装路ではなくなり

小野子山林道へと出る
 鞍部に置かれた道標に従って、簡易舗装された作業道を小野子山林道目指して下っていく。足跡も多く残されその部分が凍結している。どんどん下って林道へと出る。結構長い道だ。林道に出るとやはり一般車両は通行止めとなっている。こちらから鞍部まで車で入ることはできない。以前と何も変わっていなかった。赤芝登山口まで2.7kmもあった。歩いている途中に何故か無性に腹が立ってきた。こんな車道を歩くなら小野子山に登り返して戻ったほうがよかったと。赤芝登山口に戻って下の案内図を見れば、何と無駄なことをしてしまったことか。この作業道は二度と歩くものかと決めた。 

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