岩櫃山
いわびつやま
802m
東吾妻町

 11月に入りそろそろ岩櫃山の紅葉もよいはずだ。標高差250m程の山歩きで紅葉を楽しめるお手軽な岩山だ。
登山日 2011年11月4日(晴れ) しんぷる
行 程 岩櫃山駐車場11:34…11:48密岩登山口…12:09尾根鞍部…12:15天狗のかけ橋…12:30岩櫃山頂上…12:389合目…12:50天狗の蹴上げ岩…13:00赤岩通り分岐…13:10赤岩登山口…13:18岩櫃山駐車場
 密岩通りから旧赤岩通りを歩いてみようと、郷原駅脇から道標に従って車で乗り入れる。道標には駐車場の文字が新たに入っている。古谷集会所の合い向かいが登山者用の駐車場として整備されていた。一台も止まっていなかったが利用させてもらおう。今日は気温が高く遠望は利かない。11月だというのに汗がにじむほどだ。古谷集落を抜けて密岩登山口までのんびりと歩いていく。

密岩通り登山口へ
鞍部に向かって上っていく

密岩通り登山口

登山道にはどんぐりが一杯落ちている
 道から見る岩櫃山の紅葉はあまり冴えないが、実際に歩いてみるとこれが違うんだよな。杉林に入る。まだ下草が煩い。それもわずかで杉林を抜けると紅葉の林となる。稜線鞍部に登りつくまでは楽しめるのだ。昨日の鼻曲山が熟成した紅葉だとすれば、こちらはまだ始まったばかりで清々しさを感じる。急登の道には丸太階段と鎖が整備されている。

密岩通りの黄葉

密岩通りの紅葉

急登に丸太階段が設置


見上げれば光り輝く紅葉
道が急なこともあるがのんびりと紅葉を楽しみながら上りたい道でもある。上を見上げては一枚、立ち止まって振り返っては一枚とデジカメの操作が忙しい。密岩通りの紅葉はいいですなあ。

振り向いては登る

こちらはこれからかな

稜線鞍部に出る

頂上へと向かう

つつじも赤く色付いている
 梯子や鎖の助けを借りて稜線の鞍部へと出る。ここからは岩登りが多くのんびりとも歩けない。胸ポケットにタオル、腰にポーチ、右手にペットボトルのいでたちだから少々不便だ。軍手をポケットから出し、ペットボトルはズボンのポケットにしまいこむ。さあこれで両手が自由だ。天狗のかけ橋を今回も選択したが、腰が引けて四つん這いで通過するありさま。次回は迂回路にしようっと。

萌黄色

青空に映える

赤も美しい
 鎖場に注意を払いながらも紅葉を楽しむ。油断は禁物、安全第一だ。山頂が近くなると紅葉樹も少なく寂しくなってくる。基部から鎖を便りに山頂に立つ。標高802m四等三角点が置かれている。九合目展望台には登山者が休憩している。先を急ごう。

山頂から9合目展望台を望む

吾嬬山と薬師岳

展望台から山頂を望む

合目石が設置された

天狗の蹴り上げ岩

赤岩通り
あれ、まだ紅葉していない
 展望台は休むことなく通り過ぎ八合目へ向かう。長い鎖を降りれば櫃の口まで岩の間を下る。天狗の懸上げ岩を過ぎて赤岩通り(郷原へ)へと向かう。ここからも紅葉がいいはずなのだが、こちらはまだ早かったようだ。新緑の様な緑が辺り一面に輝いている。来週あたりが見ごろになりそうだ。

紅葉はまだ始まったばかり

これからが本番か

赤岩通り分岐道標
赤岩通りも通行止めが解除された

赤岩通り降りはじめ

スギ・ヒノキ林となり紅葉はない
 旧赤岩通りと思っていたが紅葉はまだだしどうしようか。赤岩通り分岐道標まで来ると、しばらくの間閉鎖されていた赤岩通りが通れるではないか。歩いてみることにしよう。名前の通り赤い色をした岩を長い鎖を便りに下っていく。この鎖は古く錆が軍手に着く。他の登山道では真新しい鎖が設置され定期的に整備されているようだが、ここは古いままだ。鎖を下って間もなく辺りはスギやヒノキの林となり紅葉とは縁がない。急斜面をサッサと下って下草がうるさくなった頃車道へと出た。昨年あった通行止めの看板も撤去されていた。あまりお勧めのコースではありません。
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