浅間山(前掛山) あさまやま 2524m 長野県 |
天気予報に振り回されて日帰りで浅間山ということになった。いつもは車坂峠から黒斑山のコースとなるが、今回は長野県側からのアクセスとなったため浅間山荘から火山館コースととってみる。 |
登山日 | 2011年9月18日(晴れ) | しんぷるライフ、IT |
行 程 | 浅間山荘8:50…9:15一の鳥居…9:27不動滝…9:32二の鳥居…10:15火山館10:20…10:15Jバンド分岐(賽の河原)…11:30シェルター…11:45▲前掛山11:52…12:05シェルター付近12:50…13:00釜山往復13:30…13:57Jバンド分岐…14:15火山館…14:50二の鳥居…15:05一の鳥居…15:25浅間山荘 |
久しぶりの浅間山だ。浅間山荘登山者用駐車場(\500)に止めて歩きだす。駐車場は一杯で登山者の数は多い。最初は車道歩きだ。樹林帯は新緑のように青々としていて秋はどこといった感じだ。それでも高山植物はオヤマリンドウ、トリカブト、アキノキリンソウ、マツムシソウなどすっかり秋の花に変わっている。先週歩いたせいか足は軽い。 | |||||
浅間山荘 かつての大事件を思い出す |
登山に対する注意事項が書かれている |
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車道を行く 新緑の様な樹林帯 |
秋の花サラシナショウマ |
一の鳥居 |
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一の鳥居からは不動滝コースに分岐している。初めてなので滝を見てみよう。滝コースは蛇堀川に沿って道が続く。水はわずかに濁りがあるが普段からそうなのだろう。涼しい道を行くと先行者が見えてくる。やがて登山道脇に不動滝が見えた。滝からは階段の急登をわずかで二の鳥居に出る。 | |||||
一の鳥居から不動滝コース |
牙山がみえてくる |
トーミの頭方面 |
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岩壁と青空が美しい |
第二外輪山が見えてきた |
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カモシカ平に出ると樹林帯から解放され展望が開ける。槍ヶ鞘やトーミの頭の岩壁、そして第二外輪山前掛山が大きい。さらに硫黄臭のする噴気地帯に出ると仙人岳が頭を出している。鉄が抜けた白岩石があり、その下には茶色く鉄分が沈着、さらにその下には硫黄が付着している。じっとしているとバタッと倒れてしまうかもしれない。急いで過ぎると間もなく火山館に着いた。 | |||||
噴気地帯は硫化水素の臭いが |
火山館 有効に利用しよう |
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火山館では飲料水の蛇口があり自由に利用できる。無料休憩所とトイレもあり最終休憩所としては便利だ。多くの登山者が休憩している。展望もそこそこといったところか。火山館からは傾斜が緩み湯の平を快適に歩いていく。草すべり分岐、Jバンド分岐を過ぎるといよいよ本格的な上りとなる。見上げれば前掛山が大きい。やれやれ、本当にあそこまでたどり着けるのだろうか。 | |||||
前掛山が大きい |
第一外輪山だ |
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ガレた登山道を足元に注意しながら上っていく。登山道は上り下りする登山者で賑やかだ。黒斑から連なる外輪山を眺めながら軽快に高度を稼ぐ。やがてこれより立ち入り禁止の緑のロープが張られる場所に出た。ここを突破し直登すれば釜山だが、見上げると結構の人数が登っているのが見える。我々は前掛山へのルートをとる。シェルター前を抜け外輪山へと取り付く。さすがに風が冷たく、長袖を元に戻す。遠望すれば北アルプスが雲に見え隠れしている。北アルプスにも行けたなあ。 | |||||
前掛山から外輪山の内側を見る |
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浅間山(前掛山2524m)で記念写真。眼下には剣ヶ峰そして小諸市街地、遠望すれば北アルプスが一望だ。雲は多いが登山者にはそこそこの展望を楽しみながら歩けるのではないかな。赤ゾレの地にもオンタデが自生している。植物はたくましいものだ。ここで昼食をと思ったが、風が冷たいので少し戻って休憩することにした。 | |||||
剣ヶ峰と牙山 |
▲前掛山2524m |
槍穂高連峰を遠望 |
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第一外輪山と湯ノ丸山方面 北アルプスは雲の中に覗く |
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腹を満たし元気が出たのでロープをまたいでみることにした。ざっと見積もって往復30分程度だろう。風も順風でガスに巻かれることもないだろう。ザックを置いて空身で登り出す。どんどんと高度を稼ぐと大気がぼんやりしてきた。釜山の一角に到着だ。三角点は反対側にあるようだが、釜の内部も覗けたことだしこれで良しとしよう。前掛山から釜山を見ると一筋の登山道がくっきりと付けられていて、そこを登山者が歩いて行くのが見えた。結局は自己責任なのだ。 | |||||
釜山から前掛山 |
釜の中はガスで薄く霞む |
黒斑山から続く外輪山 |
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頭上は青空で楽しい浅間山登山が出来た。最初に歩いた時の記憶は割合に鮮明だったのでそれも愉快だった。帰路も順調に進み無事に浅間山荘へ戻った。せっかくなので天狗の湯に入ってみた。駐車料金領収書を提示して100円引き400円で利用できた。日本一赤い湯とあって恐れ慄いたが、意外に肌に優しい湯だった。 |