谷川岳
たにがわだけ
1963m
みなかみ町

 梅雨の谷川岳は高山植物が素晴らしい。ハクサンコザクラ、ホソバヒナウスユキソウを見に西黒尾根を上る。
登山日 2011年6月19日(曇り晴れ) しんぷるライフ
行 程 西黒尾根登山口(8:00)…道標(8:45)…ラクダの背(10:00)…氷河の跡(10:53)…トマの耳(11:25)…肩の小屋(11:35-12:20)…熊穴沢避難小屋(13:16-20)…天神平(13:55)
 指導センター上の駐車余地に何とか入り込んだ。天気は上々。ライフさん、西黒尾根デビューの日だ。昨日の雨で登山道はぬかるんでいる。足の調子がいまいちというが大丈夫だろうか。西黒尾根は日本三大急登の一つに挙げられているのだ。新緑の林の中、展望のない急登を上っていく。前にも後にも適度な間隔で登山者が歩いている。この道は今まで中高年男の単独行ばかりだったが、若いカップルが目立つようになってきた。これも山ガールブームの影響だろう。

新緑がまぶしい

展望尾根に出るとタニウツギが迎える
 最初の道標で一息つき汗を拭う。雨上がりの登山道は風もなく蒸し暑い。それに加えてハルゼミの鳴き声が賑やかだ。ふとベニサラサドウダンが目に付いた。良く見れば登山道の北斜面はドウダンが最盛期を迎えているようだ。木の数も多い。こんなに多かったけなあ。サラサドウダンの回廊の様な登山道を行く。足元には花期を終えたエンレイソウやマイヅルソウ、ユキザサなど地味な花が多い。ギンリョウソウも目に付く。急登を過ぎれば展望の尾根に出る。

ベニサラサドウダンと谷川岳

清水峠・朝日岳方面を望む
 迎えてくれるのはタニウツギだ。その先には天神平が見える。岩場の尾根に出ると足元を黄色のミツバチグリ、タチツボスミレ、タテヤマリンドウ、ナエバキスミレなどが飾る。爽やかな風に吹かれラクダノ背に立つ。マチガ沢の雪渓の先には谷川岳双耳峰トマノ耳とオキノ耳が聳えている。このあたりで道半ばといったところ、まだまだ先は長いなあ。

マチガ沢には雪渓が残る

ラクダの背
 10分程下って巌剛新道分岐だ。マチガ沢の下のほうではスキーヤーの姿が見える。好きなんだなあ。壁の様な岩場の急登を上る。やがて登山道にはホソバヒナウスユキソウ、ユキワリソウ、ハクサンイチゲの姿が見え始める。何度も登っている道だが立ち止まってはシャッターを押してしまう。このような急登はこのような道草をしながら登っていくのがいいのだ。これが楽しみで西黒尾根を登るようなものだ。樹林帯を抜けたライフさんは元気が出てきて、いつもの調子で先を歩いていく。ゆっくり、ゆっくりと声をかけながら後ろをついていくのだ。あ~しんどい。

ザンゲ岩が見えてきた

笹原を抜けて雪渓を横切れば肩の小屋だ
 下ってくる登山者も多く、登山道は賑やかになってきた。マチガ沢を覗き込みながら歩く。やはり今年は雪が多かったんだな。ザンゲ岩は今回も通り過ぎて笹原へと入っていく。ヘロヘロになって歩いていくと間もなく雪渓へと出る。天神尾根からの登山者が雪渓を上っているのが見える。ロープに沿って雪渓を横切れば肩の小屋へと着く。さすがに疲れたのだろう、ライフさんはトマノ耳まで歩けないという。仕方ないので一人でトマノ耳まで往復だ。

オキノ耳から一ノ倉岳と茂倉岳

肩の小屋を見下ろす
 残雪の一ノ倉岳、茂倉岳を眺めて肩の小屋まで戻る。肩の小屋から縦走路を少し下がったところで昼食にした。足元には開花前のマイヅルソウ、そしてハクサンイチゲが縦走路に咲き乱れていた。
 小屋下の雪渓を抜け天神尾根を下る。この時期にこの尾根を歩かないのは花の種類が少ないからだ。イワカガミ、ミツバオウレンなど数種類しか目に着かない。しかし、タムシバ、ムラサキヤシオなど意外と花が目に付く。そして雪渓に残る雪の量も多い。避難小屋まで下ればRW駅は近い。イワウチワが数株残り天神平にはシラネアオイの立派な株が誇らしげに咲いていた。片道1200円のフニテルで麓に戻った。

ギンリョウソウ

ベニサラサドウダン

オオカメノキ

シラネアオイ

イワカガミ

ムラサキヤシオ

ミツバオウレン

タムシバ

ウラジロヨウラク

ナエバキスミレ

ホソバヒナウスユキソウ

ユキワリソウ

ハクサンイチゲ

アカモノ

ムラサキヤシオ
このほかにもラショウモンカズラ、ユキザサ、マイヅルソウ、タテヤマリンドウ、ミツバチグリ、ヨツバシオガマ、アブラツツジ、ヒメイワカガミ、シャクナゲなど沢山の高山植物と出あうことができました。

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