坂戸山
さかとやま
634m
新潟県六日町

 坂戸山は、上杉景勝の難攻不落の要塞といわれた坂戸城跡で、国指定の文化財となっているそうだ。何よりもカタクリの群生地が多いことで訪れる登山者が多い。コース取りとしては、花が多い城坂道を登り、展望がよく階段が多い薬師尾根道を下るのが一般的なようだ。しかし、逆を行く。
登山日 2011年5月3日(曇り) しんぷるライフ
行 程 鳥坂神社(9:35)…薬師尾根コース…▲坂戸山頂上(10:37-11:17)…城坂コース…城坂道入口(12:05)…鳥坂神社(12:20)
 天気はまずまずなのだが、迷惑な黄砂が気になるところだ。角田山から約1ヶ月、あれほどあった六日町の雪はほとんど消えている。昨年この時期に訪れ、坂戸山の花の多さに感激して再訪した。コース取りは同じ。昨年よりも季節の歩みが1週間から10日は遅れている印象だから花の具合はどうだろう。

薬師尾根コースを登る

桜が満開だ

カタクリの群生
 薬師尾根コースを登ると足元にはカタクリがチラホラ見受けられる。満開の桜の下を通って尾根端に出る。すぐにカタクリの群生地だ。もうカタクリは最盛期を迎えている。それに混じってショウジョウバカマやイワウチワも元気に咲いている。まずまずのタイミングのようだ。

イワウチワの数も多い

延々と階段が続く

美人のカタクリ
 延々と続く階段を呼吸を整えながらゆっくりと登っていく。薬師尾根コースにはマンサクが切れることなく咲いている。高度を上げてくるとタムシバの清楚な白花が美しい。青空があれば映えるのだがなあ。

登山道脇にはマンサクがびっしり

山頂近くには雪が残る

タムシバも数多くそして美しい
 登山道には風がなく気温も高いため汗が噴き出してくる。そろそろ服装も変えていかないと駄目かな。汗を拭きふき、山頂直下まで続く階段を黙々と歩いていく。登る登山者が多いが、下山してくる登山者も多い。軽装のそれも多く見られる。坂戸山が地元の里山であることを知らされる。

黄砂に金城山が霞む

登山道と六日町を見下ろす

▲坂戸山(実城) 
 山頂が近くなると登山道には残雪が見られるようになる。東には残雪の金城山が大きい。登山道を振り返れば魚野川の清流が六日町の中心を流れていく。そして登ってきた尾根も一望である。山頂直下の鉄梯子を上れば実城へと着く。さらに小城、大城と先があるが、今日は展望がよくないのでここまでとしよう。大城までの登山道には残雪も多そうだ。

 実城から金城山方面を望む

八海山だが霞んでいる

城坂コースに降りて実城を振り返る
 賑やかな山頂の一角に腰をおろし、六日町の街並みを見下ろしながら昼食とした。城坂コースのカタクリはどうだろうか。昨年よりも残雪が多くあまり期待が持てそうもないが。実城から残雪を踏みしめて城坂コースを下っていく。雪が消えた場所にはそこそこのカタクリが咲いている。角田山で目が肥えてしまったせいか昨年ほどの感激はないなあ。

城坂コース、コースは一部流出している

キクザキイチゲ

もうすぐ平地だ
 こちらを登ってくる登山者も多い。城坂コース入口に近づくとキクザキイチゲが多くなる。杉林を抜け鳥坂神社へと戻る。花を輝かすには陽の光と青空が必要だ。景色を眺め、花を愛で歩くのも一興である。

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