十二ヶ岳
(小野子山・中ノ岳・十二ヶ岳)
(おのこやま・なかのだけ・じゅうにがだけ)
1208m・1188m・1201m
高山村・渋川市

十二ヶ岳は谷川連峰を眺めるには最高の展望台だ。その他にも上信国境の山々、奥秩父、八ヶ岳、槍ヶ岳などが望める。その谷川が白くなり始めた。天気も上々だし大展望を楽しもう。
登山日 2010年11月30日(晴れ) しんぷる
行 程 十二ヶ岳・中ノ岳登山口(8:55)---赤芝登山口(9:30)…▲1181m(10:13)…▲小野子山(10:27-33)…鞍部(10:46)…▲中ノ岳(11:06)…分岐鞍部(11:17)…▲十二ヶ岳(11:30-12:25)…分岐鞍部(12:32)…林道(12:42)…登山道入口(12:46)…十二ヶ岳・中ノ岳登山口(12:58)
 小野子三山を縦走してみよう。コースは昨年11月と逆コースとする。林道小野子山線にある十二ヶ岳・中ノ岳登山口に駐車し、自転車で約6kmの道のりを赤芝登山口まで走る。多少ののアップダウンはあるが無理なく走ることができる。登山口に着くとすでに一台の県外車が止められている。後を追おう。

赤芝登山口

桧の登山道を行くと舗装路になる 

舗装路から再び登山道に入る 
 赤芝登山口からは桧の道になる。それを過ぎると舗装路へと出るが、それが案外と急斜面で一気に疲れが出てしまう。振り返れば子持山・獅子岩が見える。舗装が切れる頃に再び桧の登山道へと入っていく。これもまた急登。直線的に登っていくとやがて左へと折れる。ようやく急登から解放され、一息入れられるようになる。

もうすぐ姉妹ツツジ

尾根に出る

小野子山頂 遠く浅間山
 何回かジグザグと進むと尾根に乗り上げる。やまは既にすっかりと冬景色で、落葉松もすっかりと葉を落としている。明るい平坦な尾根をのんびりと歩いて行くと小野子山頂だ。正面には冠雪した浅間山を見ることができる。今日は快晴だが、やや気温が高く風もないため、すっきりとした遠望は利かない。

谷川岳連峰が白くなり始めた

浅間山もうっすらと冠雪
 展望を楽しんだのち中ノ岳を目指す。ここからは日蔭となるため、冬は積雪がある坂だ。以前は丸太階段が敷設されていたのだが、整備が追い付かないのか丸太は散乱し、わずかにその面影を残すのみとなっている。今日は霜柱が立っているだけで、積雪はないので特に心配はない。落葉の上を軽快に下っていく。

小野子山と中ノ岳の鞍部

中ノ岳山頂

中ノ岳から望む十二ヶ岳
 鞍部に下り立てば林道への道が分岐している。かつてここを下ったことがあるが、林道に出て赤芝登山口まで1時間ほどだ。ここを歩くのならばピストンして戻ったほうがいいだろう。さあ、先を急ごう。中ノ岳への上りも急登であり、時々立ち止まりながら上っていく。ここで登山者とすれ違った。県外車の人だろう。やがて中ノ岳山頂へと出る。南に少しある踏み跡の先からは、十二ヶ岳から先の西側の展望が大きく開けている。

中ノ岳と十二ヶ岳の鞍部
四方に登山道が分岐する

男坂と女坂分岐 先は十二ヶ岳

十二ヶ岳頂上
1200.9m
今日も何組かの登山者が
 中ノ岳を後にして鞍部へと下っていく。快適に高度を下げればあっという間に鞍部にと出る。ここは縦走路の途中だが、小野上からの登山道と、高山からの登山道とを合わせる十字路となっている。帰路に高山村方面へと下るのだが、十二ヶ岳を目指す。すぐに男坂・女坂の分岐だ。男坂を上り、女坂を下ろう。

中ノ岳と小野子山

中ノ岳後方は子持山
更に赤城山と続く

いつも陰影の榛名山塊

←むき出しの三等三角点
 胸突きの急登だが、立木やロープを便りに一気に高度を稼ぐ。傾斜が緩むと青空が目の前に飛び込んできた。誰もいないと思っていた山頂には、やはり登山者が大展望を楽しんでいる。山頂の一角に腰をおろし休憩とした。冬になると水を欲しがることは少なくなるのだが、今日は案外と身体が要求する。すっきりとした展望は残念ながら得られないが、360°の展望はそれなりに楽しむことができる。会話のない静かな時が流れる。

鞍部から下ると林道へ出る

林道を歩くと再び登山道へ

桧でうっそうとしている
1時間ほどで山頂を後にして女坂を下る。この坂は北斜面に当たり、冬には積雪と凍結で意外と危険が多い道となる。雑木林の中の道は枝がすっかりむき出しとなっている。鞍部まで戻り高山方面へと下る。落葉が堆積した道は柔らかく歩き易い。間もなく林道だ。右に進みわずかで山道へと入る。うっそうとした桧林で昼間でも暗いが、足元は柔らかく膝にやさしい。やがて林道が見えてくると登山口へと降りる。

西は四阿山から 東は袈裟丸連峰(マウスを置くと静止します)
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