赤城鈴ヶ岳
すずがたけ
1565m
前橋市

 鈴ヶ岳は、鍬柄岳を越えていくので少し腰が引ける。しかしレンゲツツジの季節には白樺牧場を見下ろしながら、のんびり歩くのも楽しいだろう。
登山日 2010年6月20日(晴れ) しんぷるライフ、KM
行 程 自宅(8:00)=新坂平(9:06)…鍬柄山(9:44)…大ダオ(10:03)…鈴ヶ岳頂上(10:27-11:03)…大ダオ(11:35)…鍬柄山(11:56)…新坂平(12:30)
 新坂平の白樺牧場周辺のレンゲツツジが盛りとなっている。ヤマツツジはすでに盛りを過ぎてはいるが、まだまだ楽しめる。いつものように北面道路を上って大沼湖畔に出る。ツツジで有名な赤城山は最も賑わいを見せる季節となった。新坂平の駐車場は混んでいるだろうなあ。大沼をぐるっと回って行くと、駐車場は何とか滑り込みセーフだ。大勢のカメラマンが白樺牧場の柵に沿ってカメラを構え、自慢の一枚を競っているようだ。

新坂平から歩き出す

レンゲツツジが見ごろだ

クサタチバナの白が新鮮に映る
 鈴ヶ岳2.3kmの道標に従って登山道に入る。この時期にお決まりの春ゼミの大合唱だ。急登道を選んで登っていくとすぐに尾根道となる。道は牧場の柵に沿って付けられている。夏の低山だが、日蔭の樹林帯の歩きは心地よいものがある。赤が中心のツツジの色も、微妙に違っていて面白い。姥子峠、鍬柄峠を過ぎると展望台がある。ロープが張られ先端の岩場には立てないが、大沼が見えている。やがて笹原に出ると鍬柄岳は近い。

鍬柄岳頂上が近い

もう少し

鍬柄岳頂上から大沼と黒檜山・駒ケ岳
 笹原は樹林帯が消え炎天下の歩きを強いられる。帽子をしっかりと被り直そう。その分、展望が開けてくる。鈴ヶ岳とほぼ標高を並べる鍬柄岳の山頂は、多くの登山者で賑わっている。本来ならば、ゆっくりと展望を楽しみたいところだが、暑いので木陰に入りましょう。

鍬柄岳からの下りは歩き難い

鞍部へと降りていく

大ダオ
分岐地点になっている
 鍬柄岳からはヤセ尾根を下る。ここは昨夜の雨、木の根、そして急斜面で歩きにくい道だ。立木やロープなどにつかまりながら注意深く下りていく。ヤセ尾根もわずかで笹の道となる。やがて大ダオと呼ばれる鞍部へと着く。ここは東西南北への分岐地点だ。

鈴ヶ岳への登りは岩場が多い

こんな岩場を上る

山頂から振り返ると鍬柄岳の向こうに地蔵岳
 さあ、ここからは急登になる。そして寄生火山らしく大岩がゴロゴロした道なのだ。岩を避けないで登るしかない。下りは要注意。一旦なだらかな道となり、再び石碑が置かれた岩場を行くと、待望の山頂へと出る。すぐに振り返ると歩いてきた鍬柄岳の稜線が一望だ。その上には地蔵岳が近い。山頂には鈴嶽山神社、赤城山大神、愛宕山大神の石碑が置かれている。

山頂道標だ

立派な石碑が置かれている

重箱岩だろう、窓が開いている
 狭くはないが賑わう山頂の一角に日蔭を求めて腰をおろした。間もなく団体が下ると静かな山頂となる。帰路には重箱岩の道標に従って急斜面を下りてみた。往復10分程度だが、案内板はなく正確にははっきりとしないまま戻ってしまった。戻らずに下って行った登山者と鞍部でバッタリ。道は続いているのだ。下山後は、新坂平でレンゲツツジと記念写真を撮った。
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