赤城朝香嶺
あさかれい
1528m
前橋市
2010/06/15撮影

 朝香嶺は山と高原地図2001年版には載っていないが最新のものには載っているようだ。赤城山には、このように山名記載はないが、その頂に立ってみれば山名板があるものがある。茶の木畑峠の近くには茶の木畑山もあるだ。ほかにも北山、前山などもあるようだ。赤城山といえばツツジと言っても過言ではないだろう。しかし、なかなかその最盛期に恵まれない山行きが多い。
登山日 2010年5月25日(晴れ) しんぷる
行 程 自宅(8:30)=小沼駐車場(9:25)…長七郎山分岐(9:40)…おとぎの森(9:55)…茶の木畑峠(10:12)…銚子の伽藍(10:40)…牛石山(11:04)…血の池分岐(11:24)…血の池(11:48)…朝香嶺(12:02-18)…小沼P(12:30)
 小沼駐車場の周辺には花がない。ツツジの一つも咲いているのが常なのだが…。今から移動といっても当てはない。とりあえず歩いてみるとしよう。小沼湖畔を歩いて行くが何もない。朝香嶺の東山腹にはシロヤシオの木も多いのだが、今は花の気配もない。
 フデリンドウやタンポポの咲く長七郎山の分岐からおとぎの森へと下っていく。ミツバツツジの蕾は固く閉ざされ、開花までに1〜2週間ほどかかりそうだ。やはり6月にならないと駄目なのかなあ。昨日の雨でぬかるんだ道に足を取られ尻餅をついてしまった。少し気持ちが萎えてしまったが、先に進もう。

小沼尻へと歩く

ミツバツツジの蕾は固い

咲き始めたミツバツツジも目に付く

おとぎの森への道から荒山と前浅間

花色がない銚子の伽藍方面

広々としたおとぎの森
 高度をわずかに下げると、固かった蕾も膨らみ、中には咲き始めたものも見受けられる。始まったばかりの新緑の中に色鮮やかな赤紫が映える。おとぎの森から見える銚子の伽藍方面は色気がない。茶の木畑峠へと向かう。

茶の木畑峠

満開のミツバツツジもある
ミツバツツジの固い蕾と地蔵岳
 さて銚子の伽藍へ向かおう。横引き尾根も、まだまだ蕾が多い。ミツバツツジの中に朱色のヤマツツジの蕾が混じる。粕川方面から登ってくるつつじが峰コースには、大分花が付いている。赤城南面はいいのではないかな。稜線から右に分岐し、銚子の伽藍へと下る道にはシロヤシオがわずかに咲いている。花数は少ない。

シロヤシオがほんのわずか

花のない銚子の伽藍

牛石山から県道へと向かう
 崖を下って伽藍から岩場を見上げるが、花はなく何とも寂しい。川を渡り牛石山への急登を行く。時折アカヤシオの花が地面に落ちている。ここでもミツバは咲き始めたばかりだ。足を休め休め登っていくと、牛石山の東屋に写真家がいた。「今年は遅いですね。」と言葉を交わした。
 牛石峠までの笹原を下り県道へと出る。しばらくは車道歩きだ。「血の池」の道標を見て関東ふれあいの道へと入る。広く間違いのない道だ。水のない血の池を過ぎると朽ちかけた丸太階段があり、朝香嶺の西側を上っていく。小さな峠に出ると小沼、そしてその先には長七郎山が見える。右には踏み跡があり、朝香嶺へと続くものだろう。

血の池、梅雨には池となるようだ

邪魔なだけの階段

朝香嶺の山名板
 明瞭な踏み跡を辿るとわずかで頂上だ。立木には山名版が付けられている。裏を見ると2007年3月?日と書かれていた。脇に腰をおろし腹ごしらえとした。展望はあまり良くない。う〜ん、小沼周辺は6月6日前後に来ることに決めよう。要するに6月の第一日曜前後ということだ。周りから子供のはしゃぎ声が聞こえている。小沼駐車場に戻るときに、小学生が列をなして歩いてきた。遠足に来たのだろう。駐車場には横浜の大型バスが5台。赤城山は有名な観光地なのだ。
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