高尾山
たかおさん
599m
東京都

 高尾山はミシュラン旅行ガイドで三つ星に選ばれた観光地の一つなのだ。ちなみに他は松島、日光、富士山、高山、京都、奈良、姫路城などである。標高は600m足らず、登山は容易で、年間250万人が訪れる世界一登山者の多い山として有名である。周辺の森は戦国時代より大切に守られ首都圏の中にあって自然の宝庫とも言われている。ライフさんは若かりし頃、登ったことがあると言っていましたが良く覚えていないようです。
 昨日の朝方にかけて、季節はずれの大雪。この冬はどうかしている。群馬の低山では春山を告げるアカヤシオの便りが聞こえてきています。それなのになぜか高尾山に来てしまいました。
登山日 2010年4月18日(うす曇り) しんぷるライフ
行 程 高尾山駅(11:00)…1号路…薬王院(11:20)…高尾山頂(11:40-12:30)…3号路…高尾山駅(13:20)
 公的な駐車場はすでに満車で、一体どうしたものかとウロウロしていると、おばさんがこっちこっちと手招きしてる。私的駐車場を一日千円で確保。普段通りの支度をして歩き出す。ケーブルカー清滝駅を目指して高尾山商店街を物珍しげに歩いて行く。通り過ぎてきた京王線高尾山口駅からもザックを背負ったハイカーや観光客が続々と押し寄せてきている。今日もお手軽登山で、清滝駅から山頂駅までケーブルカーを往復利用して高尾山頂を踏んでこようという魂胆だ。標高201mの清滝駅から標高472mの山頂駅まで6分。片道450円で標高271mと時間50分を買うことになる。下から歩いても山頂まで90分ほどだから、山登りに来たんだ〜、という人は当然歩きますね。だけども今日は観光登山なのです!! お金を使わなければなりません(笑)。

高尾山表参道

修験者?とすれ違う

賑わう薬王院
 最大斜度31度18分を誇るケーブルカー日本一の急こう配を立っているだけで登り上げれば「かすみ台展望台」に着く。眼下には多摩丘陵や武蔵野台地が春霞の中に広がっている。澄んでいれば新宿副都心の高層ビル群なども見えるようだ。さあ、山頂を目指して標高差127mを消化しましょう。普段通りの山支度に最初のうちは違和感を覚えたが、歩くにつれ同族も大勢居たことからあまり気にならなくなった。
 歩き出すとすぐに稚児行列にぶつかった。可愛らしい化粧と装いで思わずカメラを向けたくなる。薬王院の年間行事予定が書かれた立て看板には、今日が春季大祭だと記されている。そんなこともあって普段から賑わう参道も一層の混雑になっているようだ。傾斜もなく舗装された歩き易い道を、人を眺めながら歩いていく。ケーブルカー内の放送で「観光地、高尾山…」と案内されていたのもうなずくしかないか。

季節外れの雪が残る

ぬかるんだ道を注意深く

高尾山頂広場
 さて山頂へのメインルートである1号路(表参道コース)は夜中でも心配なく歩けそうな道だ。この高尾山には高尾山修験道があって一般者にも体験修行をさせているようだ。春季大祭でもあり関係者の多くが集まっていたのだろう。観光地の雰囲気が出ていて良い感じだ。天狗の腰掛け杉など立派な大木がある杉並木をを過ぎると浄心門。ここは3号路と4号路の分岐地点になっている。4号路は通行禁止となっている。帰路に使う予定だったが変更を余儀なくされる。やがて薬王院へと着く。登山の無事と健康を祈願して山頂へと向かう。健康が一番、これが生きる基本ですから。

山頂広場の山桜

山頂から南西方面を望む

二等三角点
 薬王院を過ぎると舗装路はなくなり、雪解けでぬかるんだ道が続く。歩き慣れないためか不幸にもコケテしまってズボンを汚した観光客の多いこと。人の振り見て何とやら、気をつけて歩こう。多少の↑↓を過ぎると広々とした高尾山頂に着いた。なんと山頂には水道施設はおろかビジターセンターや自販機、茶屋まで完備している。ザックなど背負ってくる必要もなく、靴だけ気をつけていれば手ぶらで来られる山ですなあ。何だかがっかりしてしまった。
 山頂からは南西方面の展望が開けている。今日は曇天で富士山を見ることはできない。ライフさんがもう「少し先まで歩いてもいいよ。」と言ってくれたけれど、今日はここでのんびりして戻りましょう。大勢の人で賑わう山頂の一角に腰をおろし昼食とした。山の景色よりも人を見に来たような山行だ。

3号路を下る

山道らしくなる

山頂駅展望台からの眺め
 帰路には3号路を選んだ。道は思いのほかクネクネと尾根を回り込むような感じで続いていて、思いのほか時間がかかる。しかし1号路と異なりいかにも山道である。すれ違うハイカーも多い。標高差127mだけれども、傾斜は緩く↑↓を繰り返していく。足元にはスミレだけが咲いている。やがて子供たちのはしゃぐ声が聞こえてくると浄心門に出た。そこからわずかで山頂駅だ。
 観光登山を経験してみたが、表参道コース以外はそれなりに登山気分を味わえるコースのようだ。喧騒を嫌う登山者も楽しめるだろう。富士山が見えるかな、それを楽しみに来ただけに少し心残りが…。初めての東京の山でした。
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