神成山
かんなりやま
321m
富岡市

 神成山は、下仁田町に近い富岡市の西部を東西に連なる標高差130m程の丘陵帯といったところだが、南方は岩肌がむき出しとなっていて富岡アルプスとも呼ばれているようだ。上信電鉄関係者が鉄道利用者を増やすために整備し、また日本翁草についても広報している山でもある。
今回は昨年に続いて3度目となるが、前回同様に宮崎公園から歩くことにした。
 左の写真は釣り客で賑わう丹生湖。その先には妙義山、その右手には上信国境の山々が連なる。
登山日 2010年1月24日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 宮崎公園(10:22)…西中裏登山口(10:36)…龍王ピーク(11:10)…宇芸神社跡(11:30-12:00)…打越の御嶽さん(12:11)…新堀神社(12:31)…宇芸神社(13:00)…宮崎公園(13:22)

宮崎公園

市街地を歩く

西中裏の道標
 雪がちらつく寒い朝だ。本当に山に行くのかな? まあ、取り敢えずおにぎりの準備をして夫の帰りを待つとしよう。飲みすぎて起きられないんじゃないかなぁ。そんな心配をよそに帰宅してきた。さあ、出発だ。神農原駅で帰りの電車の時刻表を確認してから宮崎公園まで車で移動だ。公園入口の駐車場に駐車して歩き出す。まだ花のない公園を抜けて西中を目指す。中学校では部活動の元気な声が響いている。前回来た時に迷った場所には立派な看板が立てられていた。

登山道に入る

明るい登山道

榛名連峰を望む
 校舎の裏を通ってハイキングコースに入っていく。最初は竹藪だ。そこを抜けると、明るく足元の乾いた登山道となり、観音さん、地蔵さんなどが迎えてくれる。また、「日本一きれいなハイキングコース」との看板もある。これはよく整備されているということではなく、ゴミがないという意味らしい。標高差があまりない低山のため歩き易く、おしゃべりをしながら歩くのには丁度よいコースだ。お天気も良く、誰も歩いていない静かな時間はのんびりした気分になれる。アナグマの道、タヌキの穴などの看板もある。

小沢岳方面

神成山頂

四つ叉山と鹿岳
 見晴台や神成城址、宇芸神社分岐を過ぎて少しの急登を上ると頂上だ。神成山の山名板もある。龍王ピークとあるがまあここが神成山頂のようだ。西上州の展望を楽しもう。快晴で空気も澄んでいるため山頂からの展望は最高。四つ叉山や鹿岳、小沢岳など今迄に登った山々が一望だ。登山者記帳簿を見れば、誰とも行き合わなかった道なのに、結構記帳されているので驚いた。北側には丹生湖が見えるので帰りに寄ってみよう。

石祠と石灯籠のピーク

打越の御嶽さん

吾妻さん
 昼食には少し早い時間なのでもう少し足を延ばす。次のピークは旧宇芸神社跡で神成山自然博物館が置かれている。この箱の中には獣の糞やマダニ、昆虫の標本などが入れられている。あまり気持ちのいいものではない。脇にベンチが置かれていたのでそこに腰かけて昼食とした。今日は山登りのために購入した中華スープを楽しみに食べたのだが、ウッ!!、口に合わない(涙)。とても完食できなかった。やはり食べなれた卵スープやわかめスープが口に合うようだ。干し柿とおにぎりでお腹を満たす。

新堀神社

 大サボテンの家

 登山道標
 正月を過ぎ二人とも体重増加が気になりだしてきた。少し負荷をかけないといかん!これには山歩きがもってこいだ。次々とピークを過ぎ、九連峰とあったから九つの峰を越えて新堀神社へと降りた。電車の時刻表は調べておいたが利用せずに、ロウバイの花を楽しみながら小春日和の中をのんびり歩いて宮崎公園まで戻った。
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