三国山
みくにやま
1828m
上野村・長野県・埼玉県
登山日 2009年11月8日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 自宅(7:00)==142km==三国峠(10:40)…三国山(11:03-07)…三国峠(11:33-50)==193km==自宅(15:10)
 紅葉の見頃に中津峡が上がっていた。地図を見れば奥秩父両神山の南側である。志賀坂トンネル、八丁トンネルを抜け小倉沢に沿って下っていく。かつて大ナゲシに登ったときに駐車したニッチツ社員寮は閉鎖されていた。神流川沿いの紅葉は素晴らしく、カメラマンが芸術作品を残すのに夢中になっている。やがて中津川林道へと出た。キャンプ場や宿泊施設を過ぎると道はダートとなる。対向車に注意しつつ紅葉を楽しみながら走る。南天山登山口を右に見て更に奥へと進む。林道は徐々に高度を上げやがて三国山登山口となる三国峠に着いた。峠から長野県側は舗装路となっている。

秩父市大滝町の三国峠

尾根に上がって三国峠を見下ろす

道標がある
 トイレの右手から登山道に入る。両神山方面がよく見える。立木には「三国山」「御巣鷹山」への道標が付けてあり、これを過ぎると尾根に出る。すっかり冬枯れした明るい尾根を手ぶらで歩いていく。わずかな行程なので峠に戻って昼食にする予定なのだ。なにより峠からの展望も良いのだ。

両神山方面を望む

落葉の尾根を行く

尾根は明るい
 二ヶ所ばかり手を使う岩場があるが大したことはない。赤ペンキも付けられていて迷うこともないだろう。左手に高い山は蟻ヶ峰だな。こうしてみると随分と近かったのだなあ。この三国山はどこだか分からなかった。立木に隠れていたのだろうか。

いくつかの岩場を越えていく

明るい山頂だ

図根点と山頂標識
 山頂から先に少しだけ足をのばしてみたが群馬県側の展望は得られなかった。ここは群馬県の最南端に位置する山である。いつかは来てみたいと思っていたがようやく思いが叶った。尾根からは南側方面の展望が主になるが、この山域はまるで山が分からない。金峰山に登っているのだが天気に恵まれなかった。

長野県川村方面

西に八ヶ岳を遠望する

蟻ヶ峰(高天原山)と右奥は大蛇倉山
 遠く八ヶ岳だけはわかった。近い所では深く色付いたカラマツの黄葉が見事だ。静かな峠かなと思っていたが意外と訪れる人が多いようだ。そして白菜を満載した軽トラックが数台、川上村から大滝町方面に向かっていった。昔ながらの生活道路でもあるのだろう。パンクを気にしながら戻るのも嫌気がさしたので、快適な舗装路を川上村経由で戻ることにした。
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