秋も深まってきた。中禅寺湖辺りまでドライブを楽しみ、手軽そうな高山を登ってみることにした。平日でもなければ秋の日光には行く気にはなれない。大した混雑もなく竜頭滝の上の駐車場(滝上バス停前)に駐車して歩き出す。 |
竜頭滝上の登山道道標から歩き出す |
竜頭山の家の前を通って |
登山道案内図を参考に |
高山は中禅寺湖と戦場ヶ原に挟まれた尾根だ。その稜線上からどちらも見下ろすことが出来るのだろうか。湯川を渡り登山道に入ると新歩道設置工事が行われていた。この道は一気に稜線へと上がり尾根全体を縦走するコースになるようだ。従来の道は「竜頭山の家」の前を通り東のピークの北を巻いていく。ゆっくりと高度を上げていくと広い稜線に出る。紅葉はまあまあだ。 |
カラマツの黄葉が見頃だ |
気持ちの良い登山道 |
紅葉が深い |
期待とは裏腹に男体山、戦場ヶ原、中禅寺湖などはこの稜線上からはほとんど展望がない。立木がじゃまなのだ。カラマツの黄葉やモミジの赤を楽しみながらダラダラと続く尾根を歩いていく。中禅寺湖方面からの風が冷たく感じる中、←高山0.9km・竜頭滝1.5km→道標に出る。案内図ではあと30分とある。もう一がんばりだ。 |
あと0.9kmとある |
中禅寺湖が樹間から |
黄葉に見とれる |
急登を上り始めると途端に風がなくなり、中禅寺湖や戦場ヶ原・男体山が見えるようになる。三等三角貼が置かれた山頂には氷室山で見かけたものと同じ山頂標識が立木に付けられていた。山頂は広々として気持ちがよい。丸太の腰を下ろして一息ついた。 |
戦場ヶ原と男体山が時々見える |
山頂に着いた |
紅が新鮮だ |
シロヤシオの赤の前を抜けて下山路に入る。一気に高度を下げていく道は紅葉が素晴らしい。この秋の紅葉を一気に取り戻した気になってしまう。あっという間に千手ヶ浜の分岐に出てしまった。さらに小鞍部へと下る。紅葉もこれまでと思っていたら、ここからがまたこれまで以上に素晴らしい風景が待っていた。 |
山頂から下り始めると |
紅黄葉が素晴らしい |
岩場もあるが道は快適だ |
落葉を踏んで降り立てば |
分岐道標が立つ |
ミズナラの木 |
男体山が見えてきた |
白樺と唐松の小道 |
バスが走る舗装路に出た |
ミズナラの林を抜けると気持ちの良いシラカバの小道が続く。カラマツの黄色と秋空が一層それを引き立ててくれる。素晴らしいの一語だ。やがて小道も終わり舗装路へと出る。千手ヶ浜行きのバスとすれ違いしゃくなげ橋へと着いた。竜頭滝へと足を延ばしてから帰路についた。 |
一周してきた |
竜頭滝 |
赤沼茶屋から男体山を望む |