唐松岳
からまつだけ
2694m
北アルプス
唐松山荘から望む唐松岳
登山日 2009年9月21日(晴れ) しんぷるライフファミリー
行 程 黒菱駐車場===八方池山荘(8:15)…八方池(9:15-25)…丸山ケルン(10:30)…唐松山荘(11:15-12:00)…唐松岳(12:15-30)…唐松山荘(12:45)…第3ケルン(14:15)…八方池山荘(14:55)===黒菱P
 秋の連休に愛娘が帰って来るというので甲斐駒・千丈は中止して唐松岳に登ることにした。息子に声をかけてみると俺も行くとのことで久しぶりに家族4人揃っての登山となった。息子は立山・剱に登ってから興味を持ち始めたようだ。そして一緒に槍ヶ岳に登らなかったことを後悔していたようだ。八方尾根は2007年3月にスキーに来ている。更に遡れば2000年7月に八方池まで家族ハイキングを経験している。今回はさらに足を進めて唐松岳へと登ってみよう。
 八方アルペンラインは3本のリフトを乗り継いでいくが往復2600円と高い。黒菱まで自動車で入る黒菱ラインは2本のリフトで済み往復1000円と割安となる。ただ100台程度の駐車場の関係で止められないかもしれないのが心配だ。7:30分過ぎに駐車場に着くと9割方埋まっていたが何とか駐車が出来た。空は青空、寒さを予想してきたがその心配はないようだ。

黒菱(標高1500)と第3リフト

黒菱平から白馬三山

八方池山荘を振り返る 遠景は北信五岳
 用意を整えて黒菱第3リフトに乗り黒菱平へと出る。そこは草モミジが見頃で、その中を通り次のリフト乗り場へと向かう。ここで兎平からの八方アルペンラインと合流だ。最終リフトで第1ケルンが置かれる八方池山荘へと出る。いよいよここから歩きとなる。八方池までは「八方尾根自然探勝路」として整備されていて観光客が多い。かつてはその一人だったんだよな。さすがにこの時間だと登山者が多く不似合いな支度の観光客は少ない。草モミジの中の探勝路を歩き出す。振り返れば北信五岳が墨絵のようだ。ただし、らしいというだけでよくわかりません。

鹿島槍ヶ岳と五竜岳が見える

八方池山荘と北信五岳

八方山ケルン(1974m)と唐松岳
 前方左手には五竜、鹿島槍が見えるぞ。いつか登ってみたいなあ。尾根筋を行く登山道は展望が良く開放的な山歩きが楽しめる。ケルンを道標としながら歩いていくのも楽しいだろう。

不帰嶮方面

第2ケルン(息ケルン)

八方ケルン(2035m)は顔のようだ
 ライフは紅葉のことも頭にあったようでちょうど良かったと喜んでいる。しんぷるは何のイメージも持たずに来たものだから意外の感で迎えてしまったのだ。北アルプスを歩く人は多い。慌てる行程でもないのでゆっくりと歩いていきましょう。八方ケルンを過ぎると八方池はすぐそこだ。

もうすぐ八方池

姉弟と八方池

八方池で定番の一枚
 池をぐるっと一週する。白馬連峰の眺めが良いなあ。撮りたかった1枚(1枚ですむわけない)を撮る。さあここからは本格的な登山道となるのだ。ゆったりとした大きな尾根歩きは実に快適だ。前方を見上げて良し、振り返って良し。

八方池と稜線を振り返る

鹿島槍ヶ岳と五竜岳

ワレモコウも入れて五竜、鹿島槍 
 花といえばもう秋でマツムシソウ、キリンソウ、カライトソウ、ノコンギク、ウメバチソウ、アザミなど種類は少ない。そうそうトリカブトも忘れてはいけませんね。紅葉はナナカマドが多いが鮮やかさには欠けていたような気がする。

丸山ケルン(2430m)と白馬三山

白馬三山をズーム

唐松岳方面を望む

赤く染まるナナカマドと白馬三山

天狗の頭

歩いてきた尾根を振り返る

唐松山荘が見えてきた

山荘前から唐松岳頂上を望む

山荘の正面には剱・立山

剱岳ズーム

立山と別山尾根

唐松山頂で記念の一枚
 山荘前で昼食。テン場を見下ろしながら空腹を満たす。山荘前にザックを置いて空身で唐松岳のアタックだ。15分で山頂に到着。剱・立山が近い。あの頂に立ったんだなとの思いが込み上げてくる。

唐松山荘を見下ろす

五竜岳が鎮座している

白馬岳方面縦走路
 石灰岩の白とハイマツ群の緑がアルペンムードを醸し出す。このまま白馬岳への縦走も良いだろう。五竜・鹿島槍へも歩いてみたいがどうなるだろう。入門コースに相応しいルートである。きっと山の楽しさを知る事が出来るに違いない。

山荘前で母娘

仲良く下山中

八方池まで戻ってきた
 さあ下山としよう。一気に山荘まで戻りザックを拾った。下りも実に楽しい道だ。特別に休憩も必要としない。

第3ケルンは八方池のすぐ上だ

しっとりとした草モミジが美しい

黒菱平を見下ろす、リフトは大渋滞
 八方池を過ぎれば第一ケルンは近い。草モミジを楽しみながら下っていけばリフト乗り場に着く。登山道にはリフト待ちの登山者が列を作っている。いやあすごいすごい。仕方なく列に従う。黒菱平に着くと兎平へと下りるリフト待ちの人ばかりだ。黒菱第3リフトはガラガラだ。やったね。天候に恵まれ楽しい家族揃って楽しい一日を過ごすことが出来た。感謝。
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