立山 たてやま 3015m 雄山・大汝山・富士ノ折立・真砂岳・別山 北アルプス |
登山日 | 2009年8月15日(晴れ) | しんぷるライフ |
行 程 | 1日目 室堂(6:50-7:10)…一ノ越(7:55-8:15)…雄山(9:00-10)…大汝山(9:35-45)…富士ノ折立(10:00-10)…真砂岳(10:50)…別山(11:40-12:35)…剱沢小屋分岐(12:45)…剱沢キャンプ場(13:25)…剣山荘(14:00) 2日目:剱岳 剣山荘(4:00)…一服剱(4:25)…前剱(5:15)…前剱の門(5:35)…平蔵の頭(5:50)…平蔵のコル(6:00)…剱岳山頂(6:35-700)…平蔵のコル(7:35)…前剱(8:10)…一服剱(8:50)…剣山荘(9:15-9:55)…クロユリのコル(10:05)…剱御前小舎(11:05-12:25)…雷鳥沢キャンプ場(13:20)…地獄谷標柱(13:40)…ミクリガ池(13:53)…室堂ターミナル(14:00) |
■室堂平から一ノ越 立山駅からケーブル、高原バスと乗り継いで室堂ターミナルに1時間ほどで着いた。ターミナルを出ると眼前に別山乗越や大日三山が広がっている。山腹を飾る緑の草地が美しい。室堂平からは石畳の遊歩道を一ノ越へと向かう。遊歩道は何となく歩き辛いし、立山方面は逆光で撮影にはまるで向かないなあ。ウサギギク、ヨツバシオガマ、ミヤマアキノキリンソウ、タカネツメクサなどが道脇に咲いている。浄土山北面にわずかに残る雪渓を横断し遊歩道に沿って登れば一ノ越の広場(2700m)に着く。 |
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室堂ターミナルに降り立つ |
室堂平は標高2450m |
一ノ越へと続く石畳が歩きにくい |
■一ノ越から雄山 一ノ越からは南方面が開け槍・穂高連峰や笠ヶ岳などが望める。雄山への登りから本格的な登山道となる。ガレ場の急登にはペンキが付けられてはいるが、落石に注意して歩けば適当に登っていける。どんどんと展望が開け、景色を楽しみながら高度を稼いでいくと雄山頂上に出る。標高2991.6mの一等三角点が置かれ、さらに三角点の解説が書かれている。山頂からは薬師岳や黒部源流の山々、槍・穂高連峰、後立山、大日連峰などが広がっている。雄山神社峰本社が建つ雄山最高点(3003m)は参拝料500円が必要なのでパスだ。 |
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一ノ越山荘と浄土山 |
雄山への登りから一ノ越を見下ろす |
箱庭のような室堂平が美しい |
南側には薬師岳・黒部五郎岳・笠ヶ岳など |
浄土山の全景 |
雄山 ベンチに腰掛けくつろぐ登山者 |
■雄山から富士ノ折立 本殿前を通り抜け大汝方面へ足を進めると別山さらに剱岳が雄姿を見せる。別山そして別山乗越へと続く登山道が一望だ。ガレ場を小さなアップダウンを繰り返しながら歩くと立山最高峰の大汝山頂上(3015m)で360度の展望が広がる。青い屋根の休憩所まで下ろう。ここからは安定した歩きやすい登山道となる。富士ノ折立は頂上を眺めるだけで通過する。息子はしっかりと往復してきた。 |
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北には別山さらに剱岳が見える |
雄山神社を振り返る 空が高い |
雄山から大汝山へはガレ場の道だ |
黒部ダムと針ノ木 後が蓮華岳 |
大汝山(立山最高峰)頂上 3015m |
青い屋根の大汝休憩所と富士ノ折立 |
正面には別山、その奥が剱岳 |
雪田の先には針ノ木岳 |
富士ノ折立は岩登りだ |
■富士ノ折立から真砂岳 真砂岳へのコルへは標高差200mほどのガレ場の下りとなる。内蔵助カールが眼下に広がる。コルに降り立てば白ザレの歩きやすい道だ。雷鳥沢へと下る大走りコースを左に分け真砂岳へ続く稜線を登っていく。頂上は広く細長く、後立山連峰の眺めがよい。室堂平方面からガスが湧き立ってきているのが気になるなあ。 |
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内蔵助カール |
ミヤマアキノキリンソウと五竜・鹿島槍 |
内蔵助カール上部から後立山連峰を望む |
真砂岳への登りは意外と長い |
真砂岳から白馬三山・唐松・五竜・鹿島槍 |
別山の上に剱岳が顔を出す |
■真砂岳から別山 トウヤクリンドウなどが咲く道をのんびりと歩いていく。コルから別山を目指す。巻道分岐を過ぎると急登になるがわずかで別山南峰へと出る。硯ヶ池の脇を通り北峰に着いた頃には剱岳西側はガスに覆われてしまっていた。ここで岩と雪の殿堂である剱岳の雄姿を眺めながら大休止だ。素晴らしいの一語。 |
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チシマギキョウもそこそこ咲いている |
別山南峰の祠 |
別山から望む岩の殿堂・剣岳 |
別山北峰 右端はわずかに残る硯ヶ池 |
別山尾根 剱御前・一服剱・前剱・本峰へと続く |
剱御前をズームで |
■別山から剣山荘 当初は剱御前小舎から剱沢小屋経由で剣山荘に向かう予定だったが、時間短縮のため巻道との合流点から剱沢キャンプ場に下ることにした。20分程度のため急斜面を一気に下ることとなった。疲労した膝には辛い下りだが、正面には剱岳、眼下には三田平を眺めながらの歩きなので多少は救われる。何とか降り立てばチングルマが多い。遅くまで雪が残っているのだろう。すれ違うハイカーの足取りが重い。 |
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チングルマが多い |
剱沢キャンプ場を見下ろす |
わずかに残る雪渓を渡る |
剣山荘周辺はお花畑のようだ。ハクサンフウロやチングルマ、エゾシオガマ、アオノツガザクラ、ウサギギクなどが咲き乱れていた。受付を済ませシャワーを浴びた後で冷えたビールで乾杯だ。天気に恵まれて良かった。 剱岳へと続く | ||
剣山荘遠望 |
剣山荘玄関 |
冷えた生ビールをテラスでグビっと |