玉原高原
たんばらこうげん
1174m
沼田市
登山日 2009年6月13日(曇り) しんぷる
行 程 センターハウス(6:28)…ブナ平への分岐(6:30)…ブナ平(6:55)…湿原への分岐(7:06)…長沢三角点(7:11)…玉原越え分岐(7:28)…玉原越え起点(7:32)…玉原湿原(7:46)…センターハウス(8:21)
 久しぶりに玉原湿原を散歩してこようと思い立ち、井上陽水の曲を聴きながら車を走らせる。曲を聴いていた当時のことが思い起こされ少しばかり感傷的になるのは年のせいだろうか。空いているセンターハウス前に止めて歩き出す。タニウツギはわずかに残っているがほとんど終わっている。ブナ平の道標が目に入った。予定を変更してブナ平経由で湿原を散策するとしよう。約0.7km20分とある。この一体はブナ林となっていて笹もさほど高くはない。遊歩道として整備されているため安心して歩くことの出来る道だ。鳥のさえずりを聞きながら朝の清々しい大気の中を歩くのは気持ちが良い。ブナ平に出る前のわずかが急登になるがそれもわずかだ。

ブナ平

マイヅルソウ

モウセンゴケ
 ブナ平はまさに字の通り笹の平地にブナが林立している。もう新緑とは言えないかもしれないが若葉が目に優しい。湿原へ2km1時間道標に従って進むとすぐにブナ地蔵がある。ブナの根が地蔵の形のようになったものだ。賽銭もあげられているぞ。更に進むと湿原への道が二又に分かれる。水源ルートと三角点経由のものだ。今回は三角点経由で歩いてみることにする。わずかに斜面を乗り上げると「三角点(長沢)1302.5m」と書かれた標柱が立っていた。
 三角点からは一気に下る。ギンリョウソウがひっそりと生えているのが目に付いた。ブナの木ばかりに目がいっていたがそろそろ足下も注意しなければ。やがて玉原越え起点への分岐に出る。0.1km2分とあるので往復してみよう。足下にはツクバネソウが数株咲いている。カメラを向けてみるがちょっと地味な花だなあ。間もなく道標が見え、蕗の道を上ると車道に出る。その向こうに細々とした道が付いていた。道標には「玉原越え起点 水上長沢橋約3.1km1時間30分」とある。いつかは歩いてみたい道である。 

ウラジロヨウラク

ワタスゲ

バイケイソウ
 戻って玉原湿原へと向かう。最初に目に入るのがタカトウダイだ。ますます数が多くなってきた気がするなあ。樹林帯を歩いてきたせいか広々とした湿原にて出てみると心も体も解放された気分だ。トキソウ、アサヒランは全くなかった。キンコウカの数も少ないような。花の少なさに少々落胆したがこんなものかもしれないなあ。約2時間の散策を終えセンターハウスに戻るとそれなりに車の数が増えていた。
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