シラケ山・天狗岩 しらけやま・てんぐいわ 1274m・1234m 上野村・南牧村 |
登山日 | 2009年4月26日(晴れ) | しんぷるライフ |
行 程 | 天狗岩登山口(9:25)…天狗岩(10:20)…シラケ山(10:45-57)…天狗岩(11:10-47)…登山口(12:32) |
この所の気温の戻しでアカヤシオの開花はペースダウンしたようだ。前日の雨で落花していないか気になるが西上州に足を運ぼう。朝起きれば外は雨、準備をしているうちに明るくなり雨も上がってきた。天気予報を信じて関越道に乗り込む。登山口に着く頃には予報以上にすっかりと晴れ渡り、すがすがしい気分で登山口に着くことが出来た。途中、湯ノ沢トンネルへの道もすっかり整えられて、新道から見る桧沢岳の姿がなかなか良い。登山口の駐車場は満車で路駐をやむなくさせられた。 登山道は短コースでもありそのルートはほぼ頭に入っている。先ずは薄暗い沢沿いの杉林から始まる。足下にはエイザンスミレが見られるが、ここのスミレは花が大きいのが特徴的だろう。そして黄色のネコノメソウが続く。杉の林を抜けると新緑が迎えてくれる。清流の脇にはハシリドコロが濃い紫色の花を下に向けて天狗岩直下辺りまで続く。見上げれば岩にへばりつくように、アカヤシオの鮮やかなピンクが見受けられる。どうやら山頂のアカヤシオは期待できそうだ。歩き始めはやや寒いかなと思われた道も、心地よい限りだ。沢に沿って歩いてきたがニリンソウ群生地分岐で道を分ける。帰路にニリンソウを楽しむことにして左に進路を取る。やや急斜面のジグザグ道となるがわずかにエンレイソウが見られる。訪れる時期が同じなので、いつもと同じ風景がそこにある。 |
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薄暗い杉林を行く |
杉林を抜ければ新緑が迎えてくれる |
ニリンソウ群生地への分岐 |
日陰の道を抜けるとやがてカラマツ林となる。その先に見える岩山が天狗岩だ。色濃いピンクが岩峰に映える。最後の急登を足早に上れば石祠と山頂標識の立つ天狗岩だ。アカヤシオは満開のものもあれば蕾だけのものもある。この分ならば1週間は楽しめそうだ。 | ||
カラマツの林を抜けると天狗岩 |
天狗岩から両神山方面 |
蕾と浅間山方面 |
展望台へと足を進めてみよう。シラケ山の様子はどうかな。どうやら良い感じだ。360°の大展望を楽しみながらランチにしよう。 | ||
天狗岩からシラケ山 |
アカヤシオ、まさに満開だ |
アカヤシオをアップで |
烏帽子岳の分岐まで下り道標に従って道を行く。横道コースの道標が現れたら右の分岐を進みシラケ山頂上を目指す。どうやら風が強そうだ。カラマツの林が強風で大きく揺れている。 | ||
シラケ山への道 |
ここからシラケ山へ |
シラケ山から天狗岩 |
シラケ山の岩綾に立つと西上州を見渡せるだけの大展望が広がる。先週訪れた鹿岳・四ツ又山も近いぞ。北は白砂連峰が見事だが谷川方面は雨雲に覆われているようだ。強風が吹き抜ける山頂はまともに立っていることが出来ない。烏帽子岳が見える西端まで足を運び様子を伺う。1182mの山頂まで続く岩峰には色鮮やかなアカヤシオが点々と続いている。その先の三ツ岩岳もまだ色付いている。先週が満開だったようだがわずかに残っているのだろう。 | ||
烏帽子岳への稜線 |
天狗岩からの尾根 |
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とても腰を下ろせる状態ではないので天狗岩まで戻ってランチとした。風のないアカヤシオの下での昼食はのんびりとくつろげるものだった。ニリンソウ群生地を下るが、まだまだ咲き始めたばかりだ。これからが見頃になるだろう。 |