掃部ヶ岳
かもんがたけ
1449m
高崎市・東吾妻町
登山日 2009年2月21日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 登山口(11:00)…硯岩分岐(11:15)…山頂(11:45-12:35)…硯岩分岐(12:58)…登山口(13:10)
 週末を前に寒波に見舞われ連日の降雪となってしまった。今朝も起きて外を見れば5cmの積雪があり雪が舞っている。前橋方面は晴れとのことなので例によって南へと足を運ぶ。桐生方面と思ったがなにせ出足が遅い。関越自動車道から見る榛名山はさほどの積雪はなさそうだ。それではと水沢山に変更して渋川I.Cで下りて水沢観音を目指そうとするが、下から上るのは嫌だと誰かが隣で叫んでいるではないか。仕方ない、裏口から風の強そうな稜線を歩くほかないか。そう言えば榛名湖が凍結せずに氷上ワカサギ釣りができない状態だ。ついでだから見てこようと言うこととなりスケート場への分岐をそのまま通り過ぎ榛名湖へと向かう。なるほど、これではとても無理である。ワカサギ釣りが出来ないことで閑散とした榛名湖周辺だ。赤城大沼の賑わいとは対照的である。水沢山から更に変更して掃部ヶ岳を目指すことにした。帰りには吾妻荘で暖まっていこう。

榛名吾妻荘横の登山口

間もなく明るい稜線へ出る

稜線上の道標
 ここまで除雪が行き届いていて夏タイヤでも問題なく来られる。登山口からは数センチの積雪があるが、登山靴だけで大丈夫のようだ。一人の先行者がいるようで明瞭に足跡が残されている。樹林帯にはいると岩島小学校生徒が付けた樹木名札が今も健在だ。札を見ながら歩くのだが解るのはスギ、ヒノキ、カラマツ位で葉のない幹だけでは皆目わからない。もっとも葉があっても解らないけど(^^;) 少し締まって歩きやすい雪道を行けば硯岩との分岐に出る。今日は寄り道はせずに山頂を目指そう。右手には別荘の屋根が見える。やがてわずかな積雪の下はところどころ氷となった。帰りが心配だが、道を外して踏まれていない笹の上を下りてくれば大丈夫だろう。急登を妻の背中を追いかけながら上ると道標の立つ稜線へと出た。

凍結しない榛名湖と外輪山

天狗山方面

浅間山
 山頂まで200mだ。ここは日当たりが良く、雪が緩んで一部土が出ている。振り返れば榛名湖外輪山の眺めがよい。山頂を目の前にして一人の登山者が下りてきた。登山口から付いていた足跡を残した登山者だ。挨拶を交わし山頂に着くと4人のパーティーが下山するところだった。記念写真を一枚撮ってもらい会話を聞いていると、西峰の方へ向かい杏ヶ岳方面へ行くようだ。そして実際に下りていった。山頂には以前はなかった居鞍岳への道標が立っていた。山頂の岩に腰を下ろし昼食とした。西には浅間山がやや霞んで見えている。本当に存在感のある山だ。
 西峰の方に向かい林道を歩いて戻るかとの問いかけにNoとのご返事。登ってきた道をそのまま戻ったが二度ほど尻餅をついた人がいた。下りにはいると膝に力が入らないようだ。吾妻荘は人工温泉で、5階の展望風呂からの眺めは榛名富士を正面にするものでまあまあの展望。帰りに高根展望台に寄り、赤城、子持、小野子山を眺めてきた。
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