嵩山
たけやま
789m
中之条町
登山日 2009年2月11日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 表登山口(11:13)…天狗の広場(11:37)…不動岩(11:42-49)…小天狗(11:55-12:00)…経塚(12:14)…五郎岩(12:23)…経塚(12:34)…大天狗(12:40)…東登山口(13:03)
ハイキング案内図(中之条町観光課 嵩山ハイキングガイドより)
 このところ吾妻の山ばかりになっているが、まあ仕方ないか。嵩山は冬に歩くには実に手頃な山だ。下山してから「そば処けやき」でざるそばを味わうことにして、今日もデジカメだけを持って山歩きだ。「たけやま館」の裏手を通って表登山道から歩くことにする。南向きの斜面は暖かな日差しを浴びている。少々肌寒さを感じるが歩き出せば汗がにじむに違いない。一番観音を過ぎジグザグと上っていけばあっという間に五合目だ。すぐ先に見晴台への分岐があるので寄ってみよう。東屋作りの見晴台からは榛名山が正面に見える。

一番

暖かな表登山道

天狗の広場
 見晴台からさらに進めば道を合わせ「休石」。コウモリ穴とかの案内があるが見て見ぬふりをして天狗の広場を目指すと程なく嵩山の稜線に立つ。小天狗は後回しにして不動岩へと行ってみよう。最初に子供連れで登ったときに息子と二人で上った記憶がある。その時妻は鎖の下で待っていただけだったが、今日は平気で上ってくる。不動岩からは高田山が大きいし、その遠望には白砂連峰が白銀の峰を見せている。振り返れば中〜大天狗・五郎岩へと続く稜線が短い。

不動岩への鎖

不動岩から白砂連峰

高田山と白砂連峰
 展望を楽しんだ後で小天狗を目指す。頂上からの展望は不動岩からのそれとあまり変わらないが、若干の高度差を感じる。三天狗の中では一番好きな場所だ。天狗の広場へと下り、中天狗から「御城の平」を過ぎれば経塚だ。三等三角点のある山頂の前に五郎岩まで足を伸ばしてみよう。足場の悪い道を下れば烏帽子岩、さらに5分ほど進めば五郎岩だ。展望はどこからでもあまり代わり映えはしないが、小さな山だから仕方ないだろう。

不動岩から中天狗・大天狗・五郎岩

御城の平

経塚
 経塚に戻り嵩山山頂である大天狗への真新しい鎖を上っていく。長い岩場の上りは滑落事故があった場所でもあり油断は禁物。5月の嵩山祭りには大渋滞する岩場の鎖場である。三角点先の岩に上れば嵩山の頂上だ。東に標高の高い蟻川岳(853m)を見下ろす感じがする。観音像も新たに作り直されたものが目立った。

大天狗への鎖場

大天狗

杉林を抜けた東登山道
 長い鎖場を下りて東登山道を下っていく。表登山道と違い露岩の道は歩きにくい。目の前に岸壁が見えてくるとそこが「一升水」になる。わずかに水がしたたり落ちているが、下手をすると氷柱の直撃を受ける可能性もあるぞ。杉林を抜けると明るい南斜面へと出る。登山口はすぐそこだ。
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