十二ヶ岳
じゅうにがたけ
1201m
渋川市・高山村
小野子三山(右が十二ヶ岳)
登山日 2009年2月4日(晴れ) しんぷる、娘
行 程 登山口(10:08)…20…見透し台(10:28)…22…十二ヶ岳山頂(10:50-11:20)…45…登山口(12:05
 帰省してきた娘を連れて山に行くことにした。先日浅間山が噴火したこともあって、浅間隠山にでも登って眺めてくるかと思っていたが、娘が夕方には戻ることもあり、近場のショートコースで温泉も楽しめるところとして十二ヶ岳にした。群馬に帰ってきたのだからゆっくりと温泉でも楽しんでいってもらいたいものだ。小野上温泉で満足してくれるだろう。何となく昨年暮れの忘年山行と同じになってしまったようだ。採石場からの道は工事車両がじゃまで通行できなかった。特に工事が必要とは思えない場所なのでいったい何のための工事だろう。怪訝に思いながらも仕方なく入道坊主登山口を経由して登山口を目指すが、例によって林道峠山線は途中からのり面工事のため冬季の間は通行止めとなっていた。脇の駐車場には登山者のものと思われる車が一台止まっていた。ここから歩くのではかなりの時間ロスとなり計画が台無しになる。やむを得ず案内を無視して林道を行く。道には全く雪がなく夏タイヤの車でも難なく通過である。小さな落石があるが全く問題はない。

結婚の森駐車場案内板

ヒノキ林の中を歩き出す

見透し台手前の登山道
 東屋の前を過ぎ入道坊主登山口の前に差し掛かると一組の登山者がちょうど登山道に入っていくところだった。これは山頂で会うことになるだろうなと思いながら目指す登山道に急いだ。立派な駐車場から更に未舗装の林道を走り何とか登山口に着いた。既に一台の車が止められていた。昼食は温泉センターで食べる予定なのでペットボトルと一つのスナックを持つだけだ。背中は空っぽだ手にはWストックで歩き出す。ヒノキ林を抜けると雑木林となる。振り返れば草津方面の山々が樹間から見て取れる。緩やかな傾斜を行けば見透し台へと出る。ここから一旦軽く下ると急な上り斜面となる。南向きの斜面は暖かな日差しを浴びて一部ぬかるんでいる。ここで一人の登山者が鈴とラジオを鳴らしながら下りてきた。登山口の車の持ち主に違いない。おそらく山頂は誰もいないだろう。

見透し台道標

稜線へと出ると大原分岐

誰もいない山頂
 この急斜面だけ20分あまり我慢すれば山頂に着いたようなものだから気が楽だ。ヒラメ筋が伸びると言いながらゆっくりと娘も登ってくる。不規則な勤務でなかなか体を動かすこともできずにいたようで、久しぶりに動いて汗をかいたと話してくれた。急斜面を上り詰めると大原への分岐で平坦な稜線となる。のんびりと歩を進め、女坂の分岐からわずかの上りで誰もいない山頂に着いた。

武尊山

谷川連峰主稜線

登山口駐車場
 谷川、武尊方面の展望は最高です。しかし西方方面は残念ながら霞んでしまっています。せっかくの展望なのに眼鏡を忘れて少々ガッカリの愛娘でした。やがて入道坊主から登ってきた御夫婦と一緒になりしばしの歓談を楽しみました。リクエストにお答えして谷川、武尊をバックにデジカメをカシャ。人気の十二ヶ岳も今日はたった四人の山頂です。お昼となったので急いで下山でして予定通り温泉センターで汗を流し帰路につきました。付き合ってくれてありがとうと感謝です。
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