鍋割山
なべわりやま
1332m
前橋市
登山日 2009年1月25日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 登山口(11:10)…30…荒山高原(11:40)…45…鍋割山頂上(12:25-40)…40…荒山高原(13:25)…25…登山口(13:50)
 遅い出発となってしまったが、いつも通り赤城ICから「空っ風街道」を通って箕輪の駐車場に向かう。今日は快晴、絶好の山歩き日和だ。もっと早く稜線に上がれば澄み渡った関東平野や遠方の山々も望めたかもしれない。昼近くになるとどうしても南方は霞んでしまう。以前、荒山高原の少し先ですれ違った高年の方から、「朝9時までに上らなけりゃすっきりと晴れ渡った景色は見られないやね。」と言われたことがいつも頭の中にあるけれど、それほどのこだわりはないかな。
 歩き出しは階段で、普段はそれが邪魔くさくて歩きにくいと感じているが、冬の積雪期には滑り止めになってありがたいなぁと思う。よく踏まれた登山道は訪れる登山者の多さを物語っている。杉林を抜け荒山高原へと向かう。夏道をそのまま行くが積雪量は多くない。ストックを使うだけでアイゼンまでは必要はないみたいだ。不安があれば下りに装着すればいいだろう。岩がゴロゴロとした樹林帯を抜けると明るい日差しが降り注ぐ荒山高原に立つ。

登山口

荒山高原

稜線への上り
 特に休みを入れることなくツツジの樹間を抜け鍋割山へと足を進める。稜線に出るまでの上りがぬかっていていやな場所だ。本来は凍土が緩む前に往復できればいいのだが、冬の寒さに負けてゆっくりとした出発になるため靴を汚してしまうのが常である(^^;)。右に左にと泥を避けて上っていけば、雪の積もった稜線へと出る。一気に展望が広がってくる。展望だけを楽しむのなら、この先の標石のある小ピークまで歩けば十分なのだが、一応山頂が最終目的地と決まっているので満足感が得られないのが気になる。

荒山とその後地蔵岳

谷川連峰

鍋割山へと続く稜線
 案の定、南方は霞んでいる。奥秩父の山々とその遠景にはうっすらと富士山が、東方には雲に浮かぶように筑波山、やや西方に目を向ければ八ヶ岳とその東方に北岳が同じようにうっすらと見える。何組もの登山者が後先にと歩いている。鍋割山は人気の山だ。
 北方を見れば谷川連峰が見事だ。今日はこれを見に来たんだよな。鍋割山に近づくにつれ武尊山も徐々に全容を見せてくれる。浅間山、四阿山、日光白根山、白砂連峰などもまあまあの展望だ。眼下に霞んだ前橋市街地を眺めながら鍋割山の頂上に着いた。

鍋割山頂上間近

鍋割山頂上

鈴ヶ岳と白銀の谷川連峰
 今日は昼食の用意をしていないのでゆっくりもできない。三角点近くの石の上に腰を下ろし、みかん一個とポカリを一口飲んで休憩だ。風もなく暖かな陽気が嬉しい。荒山高原からの下りは注意をして歩いたが何回か滑ってしまった。やはり軽アイゼンを装着して下った方が安心だろう。八本爪を付けて走るように下っていく登山者もいた。箕輪駐車場のトイレは工事中で使用できないようになっていた。次に訪れるのはツツジの季節になるのかな。
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