昨年最後の山歩きは十二ヶ岳だった。履歴を見ると最初の山歩きもやはり十二ヶ岳だった。何気なく足を運ぶのは手軽に大展望を楽しめる山だからだろう。さて今年の歩き始めはどこにしようか。冬本番を迎えて寒い日が続けば、自ずと暖かさを求めるのは仕方のないことかもしれない。それとも冬の寒さを楽しむか?のんびりと山を楽しむのならば前者だ。関東平野部の方が天気がよいとの予報を信じて足利の山に足を向けた。
一昨年の同じ時期にやはりこの大坊山・大小山に来ている。低山ながら変化に富んだ面白いコースだった記憶がある。今回も登山口に当たる大山祗神社への道がわからない。前回同様にご近所の方に道を尋ねてしまった。しかし今回は案内図地点をカーナビに登録しておいたぞ。 |
案内板とお知らせ |
展望の良い尾根、足利市街地を見下ろす |
大坊山から赤城山方面 |
大山祗神社の前には大変立派な駐車場があり、大小山への稜線が見渡せる。神社の脇を通って先ずは大坊山への階段を上っていく。このコースは最高地点が314mであり私が住む家より標高が低い。それを考えるとなんだかおかしくなる。暖かな日差しを受けて歩いていくと展望の良い尾根へと出る。足利市街地の眺めが良いし、遠くには浅間山が勇姿を現す。広い登山道を行けばすぐに大坊山の頂上に出る。 |
長林寺分岐先のピークから大小山方面 |
日光連山 |
お休み処・足利鉱山山頂番屋 |
さてこれから幾多の小ピークを越えて大小山を目指す。稜線からの眺めは概して良い。石切場のピークを過ぎ急斜面を下っていくと「お休み処」の案内板がある。前回通ったときにはなかったものだ。興味半分に立ち寄ってみることにした。そこは麓から強引に道を引き施工された建築物が建っていた。登山者のためのものとは考えにくいものだ。そこから更に下ること10分足らずで越床峠に降り立つ。この峠は足利病院への分岐となっている。道半ばと言ったところだろうか。記憶していたよりも多いピークを上り下りしながらこのコースの最高地点である妙義山に立つ。
地形図では313.6mのこのピークが大小山となっているが、山頂標識は妙義山となっている。ここから下り上り返した地点に大小山山頂標識282mがあり、岩峰の東側には「大・小」の文字が掲げられている。山全体が大小山なのであって、地元では二つのピークをそれぞれ妙義山、大小山と呼んでいるようだ。今回は大小の文字の見物はパスをして下山する。 |
岩場と大坊山 |
大坊山からの稜線を振り返る |
やまゆり学園へ下る道 |
NHKアンテナ方面には行かずにやまゆり学園方面へと下っていく。振り返ると妙義山から大小山の稜線がなかなか良い眺めだ。雪とは縁のなさそうな山だなあ。尾根伝いに下っていくとやがてやまゆり学園にと出る。道標に「クッキーはいかが、お茶のサービスあります、云々」みたいなことが書かれた張り紙がしてあった。妻が覗くと手作りクッキーとお茶が振る舞われた。なかなか美味しいクッキーでお茶もgoo!だった。5種類を1袋ずつおみやげに購入した。 |