子持山
こもちやま
1296m
沼田市・渋川市
登山日 2008年11月23日(晴れ) しんぷる
行 程 5号橋P(8:50)…40…電波塔(9:30)…20…獅子岩(9:50-10:10)…25…柳木ヶ峰(10:35)…15…子持山頂上(10:50-11:35)…25…オオタルミ(12:00)…30…浅間山(12:30)…45…5号橋(13:15)
 昨年12月1日と同じ行程で歩いてみた。5号橋下の駐車場に止めて歩き出す。連休ということもあるのかハイカーの車が多い。6号橋まで車道を歩き道標に沿って右折をして尾根を目指す。急な登りの簡易舗装路は水で濡れているところもあり、これが凍ればアイゼンでもなければ上れなくなってしまう。道標を見落とすことなく杉林へと入る。軽石の多い急登である。間もなく杉林を抜け明るい雑木林となるが急登には変わりがない。フウフウと呼吸を整えながら歩けば尾根に出る。

暗い杉林を抜けると明るい雑木林

急登を上ると尾根に出る

昭和村河岸段丘と日光方面
 子持山登山道はは本当に急登が多いなあ。この歩きで、ここしばらく悩まされている腰痛が良くなればいいのだが…。しばらくは快適な尾根を行くがすぐに急登となる。我慢して歩くと電波塔へと出る。一気に展望が開ける。最初の目的地である獅子岩も見て取れるぞ。屏風状の岸壁を右から巻いて急登を行けば7号橋からの道を合わせる。下を覗けば急斜面を上ってくるハイカーの姿がある。さあ一気に獅子岩を目指そう。

獅子岩で休むハイカーと浅間山

獅子岩から赤城山

浅間山が大きい
 ストックを片付けて岩や立ち木に掴まりながら上って行けば獅子岩の基部だ。梯子を上ると賑やかな岩上だ。岩に腰掛けて展望を楽しんでいると次々と鉄梯子を上ってくる。子持山頂へと続く登山道には何組ものハイカーが登っていく姿も見える。今日は本当に賑やかな山歩きとなった。山の上には雲が多いが遠望はよい。山はすっかり冬モードとなったようで富士山も何とか姿を見せている。浅間山、草津白根は雪を被っている。武尊山も白くなってきたし、北毛の山はもう私の出番はないようだ(^^;)

獅子岩を振り返る

柳木ヶ峰

山頂から望む谷川岳
 日陰には所々うっすらと雪が残っている。獅子岩を大きく下り再び登り返す。歩いてきた尾根を振り返り登るのが楽しい道となる。手前のピークを過ぎ柳木ヶ峰まで来ると山頂は近い。最後の岩場の急登をいけば南北に細長い山頂に着く。予想通り山頂も賑やかだ。一等三角点を持つ子持山は人気の山だ。谷川連峰も秋から冬へと装いを変えていた。これから半年間は眺めているだけの山になってしまった。今年はあまり登らなかった気がしてならない。

賑わう山頂

柳木ヶ峰から尾根を振り返る

牛十二
 心と腹を満たした後で浅間山へと足を向ける。分岐に当たる柳木ヶ峰からは急斜面を一気に下る。落葉に隠れた浮石や軽石には細心の注意が必要だ。ロープや立木の助けを借りて駆け降りるように進めば大タルミの道標だ。ここから下れば8号橋。立木には赤ペンキが切れることなく付けられている。テープの類も多い。すっかり落葉して裸となった雑木林は初冬の雰囲気がよい。大タルミ周辺は風の通り道となっているようで西から東に吹き抜けていく。牛十二の面白い石祠を過ぎれば、やがて浅間山への登りとなってくる。立木の間からは獅子岩が少しずつその姿を変えていくのが面白い。浅間山直下の道標に「→緩い道」とあったので直登を避け回り込むように見覚えのある山頂に立った。単独行者が腰を下ろし休憩していた。

浅間山への尾根から獅子岩方面

 浅間山頂上の石碑

 林道間近の紅葉
 浅間山からの下りも急斜面の一気の下りだ。大きく下った後は所々、紅葉が残っていた。獅子岩を眺めながら歩いてきたが高度を下げるにつれ、ついに見えなくなってしまった。やがて右側が檜林となり雑木林との境界を下っていくと5号橋へとでた。先日、鬼石で取ってきたミカンが車に落ちていたのでその一つをゆっくりと頬張った。
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