武尊山
ほたかやま
2158m
みなかみ町・川場村・片品村
家の串から望む 中の岳・沖武尊
登山日 2008年10月13日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 登山口(8:14)…13…スキー場分岐(8:27)…36…前武尊山(9:03)…24…剣ヶ峰岩峰群の鞍部(9:27)…24…家の串(9:51)…21…中の岳南の分岐(10:12)…33…武尊山頂上(10:45−11:45)…28…中の岳分岐(12:13)…23…家の串(12:36)…24…剣ヶ峰北峰(13:10)…18…前武尊山(13:28)…32…スキー場分岐(14:00)…10…登山口(14:10)
 山の紅葉を追い求めているうち、いつの間にか街路樹も色付いていたことに気が付いた。上毛新聞には赤城大沼周辺、袈裟丸山の紅葉が紹介されていたのでいよいよ南下を始めたようだ。過ぎゆく紅葉はあっという間だ。武尊山は山田昇杯が行われる9月下旬からが見頃となるので、体育の日では紅葉には遅い。今年6月オグナスキー場コースで登ったときに、白毛門とほぼ同じコースタイム2時間半で登頂できたことから、長時間コースが苦手な妻でも久しぶりに登頂できると思われた。妻とは以前1回だけ牧場コースで登ったことがあるだけだ。
<2001年9月牧場コースを調べてみると3時間10分なので40分速いことになる。そうするとあまり大きな違いはなかった。>

登山口となるオグナ第6ペアリフト脇

既に紅葉は終わり

剣ヶ峰の巻き道から燧ヶ岳
 車を降りると空気はひんやりとしていた。標高は1675mを示している。前武尊山までは標高差400m足らずだ。この辺りの紅葉が盛りを過ぎていることから展望を楽しめればいいと思い出発した。2001年の山頂はガスに覆われて展望が叶わなかったからだ。急斜面のゲレンデを15分ほど歩けば川場野営場からのコースと合流する。急登を呼吸を整えながら登っていけば前武尊山の日本武尊像が置かれた前武尊山に着く。展望は赤城山をはじめとする南方がよいが、今日はあまり遠望がきかない。富士山もバッチリかなと思っていただけに少々がっかりだ。剣ヶ峰を東側から巻くと尾瀬、日光の山々の展望がよい。ただ笹刈りの登山道は滑りやすく注意が必要だ。北峰との鞍部に出るが帰路に登ることにして巻き道を行く。

剣ヶ峰の巻き道から白根山

沖武尊が見えてくる

至仏山と燧ヶ岳
 前武尊山と武尊山との標高差は120m足らずで楽な歩きのはずなのだが、途中に剣ヶ峰、家の串などがあり多少のアップダウンを強いられるのである。家の串に着くと武尊牧場コースをぞろぞろとハイカーが歩いているのが目に付く。山頂付近にも団体が列をなしている。さすがに深田百名山ですなあ。家の串からは岩場の多い稜線を行く。やがて中の岳南の鞍部のでて牧場コースと道を会わせる。少し先の笹清水(菩薩界の水)でペットボトルを一杯にして山頂を目指す。中の岳山腹を横切って行けば遅くまで雪田がのこる三ツ池だ。急登をわずかで再び日本武尊像の出迎えを受けると間もなく武尊山山頂に着いた。

三ツ池と中の岳

剣ヶ峰山を望む

白樺の黄葉が残る
 案の定、山頂は多くのハイカーで一杯だ。それでも二人が腰掛ける場所があり、展望を楽しみながらのんびりとできた。風がなく、日差しがポカポカと暖かく昼寝をしたい気分だった。谷川岳の東壁から仙ノ倉までの主稜線や、朝日岳からジャンクションピーク・巻機山さらに群馬県最北の山へと連なる稜線が見事だ。ゆっくりとしたい山頂だったが妻にせき立てられて下山することにした。足腰が衰えたのか、ソールが減ったのか、歩き方が下手なのかわからないが滑って膝を岩にぶつけたり、膝を捻りそうになったりと散々だった。武尊山は何かありそうな山なのだ。好きな山なのですが…。
帰路では予定通り剣ヶ峰北峰へと上り、大展望を楽しんで来た。本峰はもっと良いんだろうなぁ。
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