白毛門
しらがもん
1720m
みなかみ町
登山日 2008年10月5日(曇り) しんぷるライフ
行 程 登山口(8:00)…55…ヒノキのウロ(8:55-9:00)…50…松ノ木沢の頭(9:50)…45…白毛門(10:35-11:30)…40…松ノ木沢の頭(12:10)…40…ヒノキのウロ(12:50)…40…登山口(13:30)
 いよいよ谷川岳をはじめとする高山の頂付近に紅葉が始まった。山仲間は反応早く快晴の日に登って紅葉を味わってきたようだ。今日の天気予報は曇りのち雨なので、早いうちならば何とか天気も持つだろう。遅れを取ってはいけない。
 前日に箕郷のデーブ氏が山頂からの写メを送ってきてくれたが、谷川岳東面がくっきりと写されたものだった。いい天気だったんだなあと羨ましくなったが、その際白毛門から笠ヶ岳への紅葉が一際良いと添えられていた。東壁は期待できないが紅葉は楽しめるだろう。このところ妻の膝の調子が良くてかなり歩けるようになってきている。そんなわけで初めて白毛門を目指して歩くことにした。

ヒノキのウロ上の広場

紅葉と谷川岳

松ノ木沢の頭
 駐車場は珍しくハイカーの車で賑わっていた。季節が良くなるとハイカーも多くなるようだ。東黒沢にかかる橋を渡り平坦な道を行くと笠ヶ岳・朝日岳入口の道標がある。ここを入っていくとブナの巨木が立ち並ぶ急登となる。雪解けの季節にはイワウチワの群生が見られるところでもある。ペースを作りながら一気に高度を稼いでいくと、ヒノキのウロに着く。すぐ上には広場があるので一休みするには手頃な場所だ。白毛門の山頂も見える。ここまでは急登が続くが、ここからはいくらか穏やかになる。多少変化のついた登山道を行くと、松ノ木沢の頭への急登となる。我慢して歩けば一気に展望が開け、行く手には白毛門が姿を現し、西を見れば谷川岳から一ノ倉岳、武能岳を経て馬蹄形縦走路の半分が見て取れる。ここまでくればしめたものだ。

松ノ木沢の頭を振り返る

白毛門は近い

笠ヶ岳と烏帽子ヶ岳
 団体山も山頂を目指している。松ノ木沢の頭の手前で道を譲ってもらい先を急ぐ。登山道には紅葉が始まっていて、時折振り返れば赤や黄色に彩られた登山道をハイカーが登ってくるのが見える。ガレ場を過ぎると白毛門の山頂は近い。クマザサが現れ、笠ヶ岳から朝日岳に続く稜線が左手に見えてくる。そして目の前の赤や黄そして笹の緑のコントラストが何とも素晴らしい。鎖の付いた露岩を過ぎるとハイカーで混み合った山頂に着いた。ヘルメットをした沢登りの人たちも続々と登ってくる。山頂を吹く風が冷たかったことと、山頂の北斜面の紅葉を見たくて笠ヶ岳方面へと足を伸ばした。風のない登山道に腰を下ろし昼食とした。

白毛門頂上

白毛門北側の草紅葉

白毛門頂上から谷川岳
 途中の草紅葉も見事なものだった。曇天にもかかわらず、至仏山・尾瀬笠ヶ岳・燧ヶ岳などの尾瀬の山々、日光白根山、さらにぼんやりではあるが袈裟丸連峰、赤城山などが見て取れた。武尊山が近くに見えていたが果たして紅葉はどうだろうか?来週あたりはちょうど良いかな。今後12月初旬まで紅葉を楽しめるかと思うとわくわくする。天気に恵まれるかどうかそれが問題だ。
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