黒檜山
くろびやま
1828m
沼田市・桐生市
黒檜山神社
登山日 2008年5月27日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 花見ヶ原森林公園(9:23)…木道(10:30)…ベンチ(10:41)…黒檜山神社(11:18)…黒檜山頂上(11:22-12:17)…中間点(13:08)…森林公園(14:00)
 黒檜山へは何度か登っているが、花見ヶ原からは歩いたことがない。登山口は利平茶屋とどちらにしようか決めかねていたが今回は花見ヶ原からとする。桐生市営のキャンプ場はなかなか立派なものだ。子供が大きくなってからキャンプとは縁がなくなったが、大人だけでのキャンプも良いかもしれないと思ってしまった。管理棟(標高1200)先のトーテムポールの傍らに「黒桧山登山道」道標があるのでそれに従って歩き出す。園内のミツバツツジはすでに落花したものが多くほぼ終わり。代わりにヤマツツジが咲き始めている。まだまだ花芽の方が多いが開花は期待できそうだ。たまにレンゲツツジの花芽も目に付く。

花見ヶ原森林公園

ヤマツツジとミツバツツジ

緩斜面を登る
 園内のツツジを楽しみながら歩くと「林間歩道 黒桧山3.7km」道標。脇には関東ふれあいの道の石塔も置かれている。東には袈裟丸連峰を望むことが出来る。ツツジの回廊を10分ほど行くと「関東ふれあいの道 大洞・大沼 5.7km」と「黒桧山3.4q 林間歩道」の二つの道標が現れる。ここからは公園の敷地を抜け登山道へと入っていく。すぐに笹に覆われたカラマツの林となる。新芽が出たばかりのカラマツの緑は美しいが、それもわずかで白樺とツツジが多い雑木林の道となる。山頂までの標高差は600mあまりだ。登山道は大した傾斜もなくダラダラと続いていく。展望のない新緑の雑木林ではあるが明るい感じで気持ちが良い。

木道が現れる

やがて階段とベンチ

ダケカンバと笹の道
 公園内では落花していたミツバツツジも満開に咲いている。シロヤシオも混じってくる。なだらかな上りが延々と続いていく。時折わかりにくい場所もあるがビニール紐が切れ目なく付いているため迷うことはない。ゴーロを過ぎてしばらく行くと木道が現れる。道標には山頂まで1.5kmとある。木道はやがて階段となり間もなくベンチが置かれている明るい場所へと出る。この頃にはツツジもすっかり姿を消している。野鳥のさえずりが耳に心地よい。笹とダケカンバの道を行けばやがて樹林帯から解放され展望が開けてくる。

小沼方面

静かな山頂

登ってきた尾根
 駒ヶ岳へと続く稜線の向こうには小沼が長七郎と地蔵に挟まれて光っている。その先には前橋市街地だ。駒ヶ岳への分岐を過ぎると黒桧山大神の色あせた赤鳥居の前に出る。さらに大沼への分岐を左に分ければ黒檜山の山頂だ。いつもは登山者で賑わう百名山の山頂は今日は静かだ。花見ヶ原から歩いてきたなだらかな尾根が見て取れる。山頂を通り越して笹刈りの道を北側に向かう。群馬県境を形成する山々が一望に出来る展望台だ。風が強いせいかこの時期としては遠望が利いている。

皇海山、袈裟丸連峰

大沼と鈴ヶ岳

武尊山と尾瀬の山々
 だいぶ雪も融けた浅間山から四阿山、日光白根、白砂連峰から谷川連峰、巻機山、武尊山、至仏山、平ヶ岳、燧ヶ岳、会津駒、日光の山々など名前をあげればきりがない。眼下には大沼が青く輝いている。風を避けて石祠の近くで昼食とした。その間に何組か登山者が訪れたがその数はまばらだった。
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