小丸山
こまるやま
1676m
みどり市
折場登山口案内板
登山日 2008年5月18日(曇り) しんぷるライフ、IT、KM
行 程 折場登山口(8:52)…展望台(9:38)…巻道分岐(10:20)…小丸山(10:31-11:23)…避難小屋(11:35)…賽の河原(12:26)…登山口(13:17)
 5月の連休後最初の週は生憎の天気で山歩きには適さなかった。これで袈裟丸山のアカヤシオも時機を逸したなあと思っていた。ましてや予想外の降雪に見舞われては尚のこと。しかしながらエフさんの情報によると小丸山周辺のアカヤシオはどっこい健在とのこと。ミツバやシロヤシオも咲き始めたらしい。前袈裟までは無理としても小丸山までは歩いてみよう。
 この季節は早朝に登山口に着かなければ路肩駐車を強いられる。小中かから大滝経由で折場登山口に向かう。群界尾根への道路は通行止めにはなっていない。当然ながら路肩駐車を覚悟して出かけるわけだが、案の定登山口手前から登山者の車が止められている。それに習って駐車。準備をして歩き始める。

ミツバツツジが迎える

 

シロヤシオ
 登山口からは階段で始まる。足馴らしにゆっくりと歩いていくとミツバツツジのお出迎えだ。空は曇天でガスが巻いている雰囲気。ようやく咲き始めたシロヤシオも時折清楚な白色を楽しませてくれる。つつじの林を抜けて岩場の展望台に立つ。谷を挟んでガスが一面を覆い袈裟丸山は全く見えない。笹道をゆっくりと登っていく。道標とベンチの置かれた広場で一休み。今日は幻想的なアカヤシオが楽しめそうだ。笹原を登るとカラマツ林に出る。カラマツの新芽が映えている。平坦になった道を行けば展望台だ。今日は上って景色を楽しむような展望はない。アカヤシオもすっかり終わりとなり寂しい限りだ。

 

 カラマツの林

展望台
 今日は小丸山周辺がメインとなるので期待を持って歩いていく。賽の河原で寝釈迦コースと道を合わせると登山者の数も多い。徐々に高度を上げるにつれお目当てのアカヤシオも期待に添ってくれるようになる。巻き道との分岐付近の花は見事なもので、時間をかけて記念写真を撮ってしまった。アカヤシオの道を行けば意外と混んでいない小丸山の頂上に出る。充分に展望が楽しめる山頂なのだが今日は全く駄目で全てはガスのなか。それでも頂上で3枚のレジャーシートを敷いて早い昼食とした。

 

満開のアカヤシオ

小丸山頂上
 急斜面をわずかに下ると黄色のカマボコ型をした避難小屋に着く。シラカバの白が目立つ広場だ。すれ違う登山者の中には群界尾根から上り、後袈裟から前袈裟を上って来た人もいるようだ。どうも登山口への道は通行止めになっていないようで、帰路には群界尾根登山口の前を通って根利経由で帰ろうという気になる。巻き道を戻り最後のアカヤシオを楽しむ。何年か前はわかりにくかった道も踏み跡もしっかりとして歩き易くなった。

避難小屋の広場

笹原とアカヤシオ

ミツバツツジ
 先日の雪でアカヤシオが多大な被害を受けた痕跡も多数認められたが、まだまだ充分に楽しむことが出来た。しかし来週にはアカヤシオは終わっているだろう。その替りミツバツツジ、シロヤシオ、ヤマツツジなどが目を楽しませてくれるに違いない。群界尾根のシャクナゲもこれからだろう。花の季節は始まったばかりだ。
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