小池山
こいけやま
1044m
みなかみ町・中之条町
遊神館駐車場から望む小池山
登山日 2008年4月22日(晴れ) しんぷる
行 程 大道峠(13:40)…四九七標石(14:04)…岩場(14:10)…小池山頂上(14:33-45)…大道峠(15:20)
 大道峠の路肩に車を止めて歩き出す。峠の東側には「道路開通記念碑 群馬県知事神田坤六書」と書かれた石碑が建っている。みなかみ町の境界標識から西側にコンクリート舗装路が通っている。ここを入り直ぐ先のプラスチックトタンでできた物置小屋の南側を通る道を行く。境界尾根は林のようになっているので間違えることはないだろう。道は林と牧草地の間を通っている。北方を見れば雨見山と高畠山が大きい。尾根と林道が合わさったところに猪か熊の檻が置かれている。道なりに林道を行くと二股に分かれるが尾根側を進む。間もなく道は行き止まりの広場となり南側はヒノキの植林帯だ。ここからヒノキの尾根に入っていく。

市町村境界標識

左へ歩いていく

牧草地と高畠山
 ヒノキの尾根は明瞭で境界杭が頻繁に付けられている。ヒノキの林を過ぎ薄い藪を抜けると明瞭な尾根道となる。直ぐに北への分岐が現れ標石「三九七ホ一」が置かれている。北の分岐を下りていくと林道に出るようだが迷いやすいようだ。尾根には赤や青のビニール紐や、赤テープ黄テープなどが数多く立木に付けられている。小さなアップダウンを繰り返しながら緩やかな尾根歩きが続く。

猪か熊の檻

林道終点ヒノキの植林帯から取り付く

登山道とカモシカ
 新緑が始まったばかりの雑木林の尾根は明るい。のんびりと歩いていくと前方にカモシカがこちらの様子を伺っているのが目に付いた。なかなか愛嬌のあるカモシカだ。一定の距離を置いて尾根道を先に進んではこちらの様子を伺っている。しばらくカモシカに先導されるような形で高度を稼いでいった。雑木林の尾根道は紅葉が期待できそうだ。北に高畠山・雨見山そしてその遠望には谷川連峰が頭を出している。痩せた岩場を過ぎると傾斜がきつくなってくる。二つの偽ピークに騙されながら進めば、標石三七九にでる。

痩せた岩場

山頂三角点

山頂標識
 北側にせり出したような岩場が見えた。南側を巻き気味に登り北側が展望に優れそうなその岩場に立つと、そこが小池山の山頂だった。一枚の山頂標識と三等三角点が置かれている。北側が開けた山頂からは高畠山・雨見山、東には破風山が大きい。気温が高く春霞で遠望が利かないのが残念だが、初冬の展望は相当良さそうだ。この先延々と稜線は続くようだが今日はここまでだ。喉の渇きをいやして下山する。往路を忠実に戻る。大道峠からの展望もなかなかのものだ。
inserted by FC2 system