雨見山
あまみやま
1347m
みなかみ町
遊神館駐車場から望む雨見山
登山日 2008年4月20日(曇り晴れ) しんぷるライフ、IT
行 程 1180林道最高地点(10:30)…笹の平地(10:53)…南西峰分岐(11:03)…雨見山頂上(11:15-12:15)…林道最高地点(12:50)
 遊神館の前を通って川手山森林公園を目指す。子供が小さかった頃にキャンプで利用したことがあるが、ダートの悪路なのであまり通りたくない道だ。キャンプ場への分岐からは舗装されているので少しは許せる。森林公園は5月からの営業日前なので人気もない。雨見山林道を走り出すと直ぐにカタクリの群生地になる。たくさんの株が可憐な花を咲かせていた。それに混じってキクザキイチゲやスミレも多く見られた。さらに林道を辿るとゲートがあるが通行フリーとなっている。この先2、3箇所落石地点があったが無事に通過し林道の最高地点に着く。最高地点から先は直線の道の両側にダケカンバが多く自生し気持ちがよい。脇にはフキノトウが多く見られた。取っ付きを探していると赤テープが細い立木に着けられていた。基本的には尾根を行くことになる。

ダケカンバが多い林道最高点

笹の川を歩いていく

クマザサが続く
 尾根に沿って膝下ほどの笹の藪を進む。しばらく行くと明瞭な笹の尾根となり、まるで川のように続いている。やはり丈は低く歩きやすい道だ。だいぶ登ったなと思った頃に振り返ればちょうど十二ヶ岳あたりだろうか、笹川の上に姿を見せている。平坦な場所に出ると正面に南西峰が見える。目指す雨見山は右手の立木の影に何とか見える程度だ。水たまりを過ぎ正面の尾根に向かう。南西峰と本峰を結ぶ稜線である。立木には何種類ものテープや紐が付けられている。息が切れることもなく雪が残る稜線に立つが、直ぐに本峰直下の鞍部へと下りていく。広い鞍部には決して深くはないが広範囲に残雪があった。

南方を振り返る(小野子三山)

南西峰が正面に

南西峰への稜線
 目の前のピークを目指して登っていくとあっさり山頂に着く。立木には二つの小さな山名板が付けられ、薄い笹の山頂には三等三角点がはっきりと頭を出していた。ドンヨリとした天気のなか、腰を下ろして昼食とした。立木の間からは谷川連峰や栃木県境の山も遠望できるがスッキリとはしなかった。登ってきた反対側に赤テープが付けられていた。急斜面ではあるが藪も薄く歩きにくくはなさそうだ。おそらく林道へと続くものと思われる。往路を忠実に戻り、フキノトウを頂いてから遊神館で汗を流し帰路についた。

山頂直下の鞍部

長い細い山頂

山頂標識
inserted by FC2 system