笹塒山
ささとややま
1402m
高崎市・東吾妻町
県道から笹塒山
登山日 2008年4月6日(晴れ) しんぷる
行 程 細尾沢支線ゲート(10:27)…林道分岐(10:44)…林道終点(11:10)…笹塒山頂上(12:33-13:15)…林道終点(13:48)…ゲート前(14:18)
 細尾沢支線ゲート前に車を止めてコンクリート舗装された立派な林道を歩き出す。やがて左に明瞭な道が現れるが地形図上の破線と思われ、今や旧道に当たるものだろう。林道を進むとヘアピンカーブとなりそこから先は舗装が途切れダートとなる。道は本線よりもよい。林道を忠実に歩いていくと左へ鋭角に分岐する道がある。ここを左に入った後はひたすら終点まで歩いていく。角落山と雨坊主の頂が南方に目立つ。

細尾沢支線前

林道分岐

林道から笹塒山(左の頂)
 林道終点まで歩くとそのまま道は尾根に向かって続いている。ちょうどそこにはマンサクが黄色い花を咲かせていた。林道終点から尾根に向かって右手に登っていく。尾根に出ると広い道が目の前にあった。こんなに快適な道が続くのだろうかと錯覚させるような登山道だ。しかしながら快適な道は松の木を境に様相を変える。左にはしっかりとした道が続いているが、木の枝が幾重にも積み重ねられ進むべからずといった感じだ。どうやら右手の尾根筋を行けということなのだろう。とにかく尾根を忠実に登っていくことにした。

尾根に出る

左は通行止め?右の尾根筋へ

ツツジの尾根
 道には赤テープや青ビニール紐、黄テープなどが切れることなく付けられている。迷うことなく歩けるが案外急登であり疲労してくる。露岩のコブも巻くことなくひたすら忠実に尾根を行く。所々巻いても尾根を行けば迷うことはないだろう。やや尾根が広がってくるとジグザクと小尾根を登っていくようになり直登からは解放される。ここで右足のふくらはぎがつりそうになった。極力筋肉を伸ばすように登っていくと今度は前部大腿筋がつりそうになる。初めての経験だ。だましだまし登っていく。このところの楽な山歩きばかりで筋力が衰えてしまったのだろうか。竜ヶ岳の歩きを入れても大したことはないはずなのに…。

痩せた岩場の尾根

ひたすら尾根を行く

稜線に出る
 だいぶ足にきていたことは確かで、立ち止まって休むことが多かったのは事実だ。稜線が近くなかったら諦めたかもしれない。なんとか稜線にたどり着くことが出来た。稜線からは右方面にわずかに進むと待望の笹塒山の頂上に着いた。意外と展望が良くない。南にせり出した鼻岩に立つと展望が一気に広がった。先ほど登ってきた竜ヶ岳が浅間隠山の前に存在感を示している。もちろん南方の展望もバッチリだ。見下ろせばこの稜線につながるいくつもの尾根が一望できる。山頂の一角に腰を下ろし疲労困憊した体を休めた。林道が解放されていたお陰で予定外の2座を歩くことが出来て運が良かった。

山頂の鳥居と石祠

竜ヶ岳と浅間隠山

鼻曲山方面
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