芦鞍山
あしくらやま
895m
東吾妻町
R145から望む芦鞍山
登山日 2008年3月23日(晴れのち曇り) しんぷるライフ
行 程
MAP
天狗の湯(10:30)…諏訪神社(10:40)…西どや(11:00)…尾根取り付き(11:04)…芦鞍山頂上(11:40-12:40)…檜林(12:54)…パイプ橋(13:08)…十二様(13:11)…尾根取り付き(13:12)…西どや(13:14)…黄杭分岐(13:18)…狐平(13:20)…電気柵(13:22)…天狗の湯(13:27)
 松谷の信号を左折し荒神橋を渡って道なりに行くと芦鞍山の登山基地となる「天狗の湯」に着く。利用時間は10:00〜21:00とある。中を覗いてみると女性が当番をしていて一般の人も利用できると言う。利用料金は200円で石けん、シャンプーの類はないが休憩室と自販機は置かれている。帰りに寄ってみることにして歩き出す。
 天狗の湯の少し先に左に入る作業道があり、入口の小さな立木に「天狗山」の古ぼけた道標がある。この辺りは道路工事の真っ最中であるが歩行者用の道が確保されている。道なりに杉林を進むと「山林愛護・上信線3号に至る」と書かれた黄杭がある。そばの立木には「狐平〜西どや」と書かれた標識が付けられ、道標の反対側には取り外し可能な電気柵が取り付けられている。ここから入り込む登山者が多いようだが、このまま直進して「諏訪神社」脇から取り付くことにした。

天狗山の道標がある(標高495)

諏訪神社

登山道入口
 神社の手前には「芦鞍山(天狗山)登山口 八九四,五米」と書かれた立派な標柱が杉の木に立てかけられている。登山道にはいると同じ電気柵があるので慎重に跨いで先に進む。杉林を抜けると明るい雑木林だ。道は落葉が堆積しふわふわしている。道は里山らしく広くえぐれた状態で続いていく。やがて右手に「上信線4号入口」の黄杭が現れ、下に向かって黒のプラ階段が付けられている。帰りはここを下ることにした。黄杭の直ぐ先には「西どや」の道標があり、そこから数分歩くと広場に出る。立木には判読も難しくなった道標が付けられている。その右手先には「十二沢へ下山」道標もある。道なりに行くとやがて檜林になる。

西どや

急な痩せ尾根

芦鞍山頂上
 檜林の入口から左尾根に道があり、立木に赤ペンキが塗られている。また黄色のテープも付けられている。この尾根を登った紹介もありそれに習ってみる。直ぐに大岩にぶつかると左を巻く。さらに進むと立木に青ビニール紐が付けられているが登山者のものだろう。斜面はやがて尾根筋が消え、上に見える稜線へ向かって平坦な急斜面となる。滑りやすい斜面で足元がおぼつかないが、息を切らしながら何とか南北に走る主尾根に上がる。ここからは露岩の多い急登の痩せ尾根になる。少しバテ加減になってしまった。
 ひたすらその尾根を行けば前方に小さなピークが見えてくる。その左側に登れば東西尾根に立つ。東側のピークが芦鞍山頂上だ。既に妻はシートを広げ腰を下ろしている。三等三角点が置かれた小さな社が建つ狭い山頂からの展望はなかなか良い。東に榛名・赤城から、遠く皇海山・日光白根山・武尊山など、北には高間山・松岩山さらに白砂山が雪を被っている。南西方面には浅間山も姿を見せている。山頂の松が邪魔だがそれでも充分な展望を楽しめる山頂だ。

山頂から吾嬬山と薬師岳

「山頂→」道標

ヒノキ林に入る
 下山路は前衛峰まで戻り南北の尾根を北側には下らずにそのまま西進する。踏み跡もあるし青ビニールも付けられている。さらにと思い赤ビニールも所々付けておいた。やがて尾根を左に外し急な山腹を踏み跡を頼りに進むと山頂道標が現れる。落葉が堆積した道だ。ここを右の急斜面を下っても良いが明瞭な道を忠実に下りていくと檜林となる。もう迷うこともないだろう。やがて谷間にパイプ製の橋が現れ少し進むと十二様だ。すぐに往路での尾根取り付き点に出た。

十二様

狐平

電気柵
 西どやを過ぎると帰路に下ろうとした「上信線4号入口」の黄杭が現れる。予定通りプラ階段を下ると送電鉄塔に出る。この直ぐしたが狐平だ。そして予想した通り電気柵を乗り越えると「山林愛護・上信線3号に至る」と書かれた黄杭に出た。天狗の湯で汗を流し帰路についた。
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