立処山 たとろさん 735m 神流町 |
登山日 | 2008年3月9日(晴れ) | しんぷるライフ、KM |
行 程 | こてつはし(10:20)…鍾乳洞(10:53)…尾根道標(11:05)…立処山頂上(11:11-12:25)…鍾乳洞(12:43-45)…こてつはし(13:10) |
古鉄橋を渡って直ぐに右折すると旧古鉄橋の跡「こてつはし」の前に出る。ここに駐車して歩き出す。すると「立処山頂900m60分」その上に「鍾乳洞640m」と書かれた道標が立っている。道標に従って畑の中の轍に沿って歩けば山道となり杉林に入っていく。 | ||
こてつはし(標高435) |
立処山を望む |
最初の道標 |
杉の林は急斜面でジグザグと高度を稼ぐ。アキレス腱は伸びるが比較的歩きやすい道だ。6分ほどで杉林を抜けると石灰岩の露岩地帯となる。落ち葉の下には時折氷が隠れていて足を取られる。思いのほか歩きにくい道だ。 | ||
畑を抜け登山道へ |
杉林の急登 |
石灰岩の露岩帯を行く |
露岩帯を抜けるとザレた道だ。やはりところどころ凍結していて歩きにくいことに変わりはない。鍾乳洞への道標が頻繁に現れるので目安にはなる。前方を見上げれば山頂台地を形成している石灰岩が迫っている。細く錆びた鎖に掴まって岩壁の基部まで進むと鍾乳洞入口だ。覗くが暗闇の中である。あまり興味もないので先を急ぐ。ここからが緊張する道だ。道というか道が道でなくなっているところなのだ。ザレた斜面を横切っていかなければならない。少し先にはタイガーロープが付けられているが、そこまでのわずか5m程の斜面が前進を躊躇させる。足を滑らせれば滑落確実。まあ命には別状はなさそうだが出来れば滑り落ちたくはない。細い木の根を頼りに何とか先のロープを手にした。その先も尾根に上がるまでずっとロープが付けられている。 | ||
山頂基部 |
鍾乳洞入口 |
ロープを頼りに急登を |
落ち葉の下が凍結した急斜面に帰路が心配になった。尾根に出ると山頂まで10分と書かれた道標。山頂は直ぐ先に見えていて、とても10分を要するとは思えない。少し上った後に一旦軽く下るといよいよ山頂は近い。直下の岩場を難なく登れば展望に優れる山頂だ。 | ||
尾根の道標 |
山頂直下 |
山頂への岩場を上る |
北には御荷鉾山塊、南には両神山・赤岩岳、大ナゲシ、東には叶山、西には高反山などと全方位の展望だ。暖かな春の陽射しを浴びてのんびりと久しぶりの山頂を楽しむ。眼下には中里の集落と愛車がはっきりと見て取れる。立派な山頂標柱の裏側にはGさんのブリキの標識が付けられていた。ポーチからボールペンを取り出して標柱に落書きをしておいた。 | ||
高反山・笠丸山方面 |
立処山頂上 |
両神山・赤岩岳方面 |
帰路は細心の注意を払いながら急な斜面を下りた。緊張が続いたせいかすっかり汗をかいていた。あれ、そう言えば今日は3月9日だったか。3月8日と落書きしてしまった。 |