十二ヶ岳
じゅうにがだけ
1201m
渋川市・高山村
小野子三山、左から小野子山、中ノ岳、十二ヶ岳
登山日 2008年1月6日(晴れ) しんぷるライフ、KM
行 程 入道坊主登山口(9:55)…40…鞍部(10:35)…5…男女坂分岐(10:40)…15…十二ヶ岳山頂(10:55-12:15)…13…鞍部(10:28)…35…入道坊主登山口(13:03)
 2008年最初の山歩きは足慣らしを兼ねてここ十二ヶ岳とした。昨年12月初旬に歩いたきり1ヶ月以上も山に無沙汰をしてしまった。正月三が日は家で過ごすことが多いため、歩き始めは早くても今頃になる。天気もまあまあで山頂からはそれなりの展望が楽しめるだろう。足回りは夏タイヤであり途中に雪でもあれば大変だ。のり面工事(休工中)のため通行止めとあった民有林道峠山線を利用し無事目的の登山口に着いた。登山口脇の仮設トイレの置かれた駐車余地に止めて歩き出す。登山道入口(標高735m)からは石積みの階段を行く。道は徐々に杉林が深くなり木漏れ日が差し込む程度で、所々霜柱が立ちやや凍結加減になっている。久しぶりの山歩きの感触を楽しみながら歩いていくと「十二ヶ岳へ30分」と書かれた道標が目に付いた。そこからは急登となりこの先が思いやれれた。しかしそれもわずかで一旦下りに入った後再び上り返すと中ノ岳との鞍部に出た。ここに高山村火の口林道からの道を合わせる。距離にして1597mとあるが時間にして上り1時間程度だろうか、気になる登山道ではある。

入道坊主登山口の林道案内板

杉林の登山道を行く

十二ヶ岳と中ノ岳との鞍部
 中ノ岳まで483m、十二ヶ岳は男坂経由で381m、女坂経由で605mとあるがよくも詳細に計測したものである。明るい稜線を十二ヶ岳に向かう。直ぐに男女坂の分岐だ。道のりは長いがゆっくり登ろうと思い女坂経由で行く。この坂は山頂を北側から回り込んで進むためほとんど日が差し込まない。先日降った雪がうっすらと登山道に残り、時折足を滑らすこともある。帰路は立木や根に掴まりながら下りられる男坂を選んだ。徐々に高度を稼ぐとひっそりと一基の石祠が置かれていた。そこにはわずかな賽銭とドングリがあげられていた。石祠を過ぎると山頂まで5分との道標。結婚の森方面からの登山者と道を合わせ山頂へと向かう。間もなく登山者で賑わう十二ヶ岳山頂へと着いた。

男坂と女坂分岐

女坂をいく

十二ヶ岳頂上
 思ったほどスッキリとした展望ではないがまあまあといったところか。谷川主稜線は稜線付近が雲におおわれていたが休憩中にスッキリとしてきた。浅間山から始まる上信越国境の山並みも素晴らしい。山頂の山名方位盤によると槍ヶ岳や北岳も望めるようである。今日は八ヶ岳もはっきりとは見えなかったのでまたの機会に期待しよう。山頂の一角に腰を下ろし昼食とする。展望を楽しめる季節のためか登山者が入れ替わり登ってくる。結婚の森方面に下って林道を戻るかとの話も出たが、山頂から見下ろす林道の距離には閉口して男坂経由で下山することにした。一部凍結し危険を感じるところもあったが、立木に助けられて無事鞍部に着いた。鞍部からはすれ違う登山者もなく、凍結が緩んだ道に足を滑らせながら登山口まで戻った。

草津白根山を望む

中ノ岳・小野子山、遠景は赤城山

谷川主稜線を望む
 林道を結婚の森方面に進む。採石場方面である。十二ヶ岳登山口の道標に従って未舗装の道を上っていくと登山口に着く。標高は830mを表示している。入道坊主登山口が735mだったので標高はこちらの方がある。ただ道のりは長そうだ。
inserted by FC2 system