臥牛山
ねうしやま
1232m
渋川市
ヤセオネ峠付近からの臥牛山
登山日 2007年11月4日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 相馬山登山口(10:16)…40…相馬山頂上(10:56-11:06)…39…登山口(11:45)
臥牛山登山口(11:47)…14…臥牛山頂上(12:01-40)…7…登山口(11:47)
 短時間の山歩きということで榛名山となった。今年は森林公園側から水沢山に1回だけ登っているだけだ。榛名山は榛名湖を囲む外輪山となっているためそれぞれの頂は短時間で登頂が可能だ。榛名湖周辺もさすがに紅葉の盛りを過ぎ冬枯れも近い感じだ。妻が登ったことのない頂上を目指す。一座だけでは物足りないので2座を目指すことにした。先ずはヤセオネ峠から相馬山だ。山頂の展望はあまり期待できない記憶があるし、山頂自体もさほど面白いものではない。いくつかの鳥居をくぐり薄い笹の原を進んでいくと赤い立派な鳥居の前に出る。ここから岩積みの階段が始まり急登が続くことになる。登山道は葉が冬枯れしていて枝間から外輪山の展望を楽しむことが出来る。鎖場や鉄梯子を慎重に登っていくとやがて山頂の一角に出る。厚い落ち葉に覆われサクサクと足音が心地よい。

ヤセオネ峠相馬山登山口

梯子を登っていく

頂上手前
 踏跡を行くと直ぐに山頂に着く。山頂には石祠がありいくつもの石碑や石仏も置かれている。記憶とは違い結構な展望も楽しめる。眼下に広がる関東平野はなかなかのものである。簡単に腹ごしらえをして下山だ。次は烏帽子ヶ岳と考えていたが疲れたので、まだ登ったことのない臥牛山に行ってみることにした。わずかな距離だが登山口まで車で移動する。

臥牛山登山口

紅葉が残る平坦な道を行く

岩場の登り
 登山口には1台の車が止まっていた。鎖をまたいで林の中を歩き出す。深く入っていくとまだまだ鑑賞に値する紅葉がポツポツと見られた。広い踏み跡を辿っていくと尾根に出る。ツツジの灌木の間を抜けていくと向こうからハイカーが下りてきた。挨拶を交わしてすれ違う。間もなく岩場に出る。山の名前から想像するに小高い丘の山頂を予想していただけに意外な感じがした。岩場の基部を少し行くと道は一気に岩上にあがる。再びツツジの灌木を行くと岩場の先端に山頂標識が目に付いた。山頂である。

山頂付近から展望を楽しむ

頂上から相馬山

榛名富士・掃部ヶ岳・烏帽子ヶ岳
 予想していた山頂とは全く異なり、岩の頂上からは思わぬ展望が広がっていた。時刻も良いので腰を下ろし昼食とした。するとガサガサと物音がした。見れば相馬山ですれ違ったハイカーが登ってくる。物好きは居るものだと思ってしまった。聞けば相馬山に登る前に団体がこの林に入っていく姿が見えたので来てみたんだという。見向きもされないと思っていた小さな頂も案外と登られているものなのだ。岩上から見下ろす紅葉はなかなか見応えがあった。
inserted by FC2 system