鍋割山
なべわりやま
1332m
前橋市
鍋割山へと続く稜線
登山日 2007年10月24日(快晴) しんぷるライフ
行 程 姫百合P(9:20)…荒山高原(9:53)…鍋割山頂上(10:26-42)…鍋割山前不動分岐(10:49)…獅子が鼻(11:11)…鍋割高原(11:30)…登山口(11:33)
 天気予報では秋晴れの一日になるという。最近はあまり天気予報は当てにしないようにしているが当日くらいはそんなに違いはなかろう。目が覚めて外を見るとまさに日本晴れ。紅葉と展望を楽しみに鍋割山を歩いてみることにした。北面道路を走ってみると紅葉の進み具合がわかるだろう。幾分鮮やかな木は見られるがあまり感動するほどではない。五輪尾根登山口を過ぎて大沼に下りていく。黒檜山登山口は数台のハイカーの車が置かれている。大展望が楽しみだろう。紅葉した湖畔を抜け前橋方面の下りに入る。姫百合駐車場は平日のためか空いている。昼食は下山してから「山路」でほうとうを予定しているため手ぶらの山行だ。荒山高原に着いてもパットした紅葉はない。もう終わりになってしまったというか駄目みたいだ。休むことなく高度を上げ展望の稜線に入る。

荒山・地蔵岳を振り返る

鍋割山頂上

榛名山を望む
 日本晴れのはずなのに前橋方面は霞んでいてぼんやりと見えるだけだ。八ヶ岳もぼんやりと見えるだけ。展望を期待してきただけにガッカリ。しかしながら北側の展望はまあまあだ。谷川連峰は全景を見せてくれているし武尊山もなかなか良い感じだ。前方には榛名山がぼんやりと浮かんで見える。これはこれでよし。妻に大分後れて鍋割山の山頂に着いた。唯一持ってきたミカンを口にした。風もない稜線と暖かな陽射しですっかり汗をかいてしまった。

鍋割高原へと下る

分岐地点から山頂

ツツジの回廊
 南面からの登山道をのぞき込んでいると行っても良いと妻が言う。それではと車のキーを渡して別行動とした。妻は以前鍋割高原コースを歩いていて、急登の連続だったと話してくれていた。最初は階段状の道を下る。紅葉はまだこれからといった感じだ。姫百合登山口からのコースと違って陽の光をたっぷりと浴びながらの歩きとなる。急降下が一段落つくと分岐だ。県内の高校登山部が立てた道標が方向を示している。ここからは平坦な低木樹林帯となる。登山道は紅葉したツツジに覆われて気持ちが良い。春の開花時期にも歩いてみたい登山道だ。振り返り振り返り下っていく。のんびりとした歩きを楽しめたのもここまで。一転して露岩の急斜面となる。しかし広葉樹林帯のため紅葉を楽しみながらの下りだ。見頃が始まったばかりといった感じ。

鍋割高原

大岩と裾野

登山口
 「下山コース」道標が現れると急斜面は終わり笹原の緩斜面となる。ここが獅子ヶ鼻でありその下一帯が鍋割高原のようだ。振り返えり鍋割山を仰ぎ見る。高原からは再び急斜面の下りとなる。この時妻から電話が入った。姫百合駐車場に降り立ったとのこと。こちらはようやく林道が見える地点にいた。下山時間40分ほどだ。随分早いなあ。それから10分足らずで登山口に降り立った。林道鍋割相吉線を姫百合駐車場に向かって歩いていく。妻の車はもう一箇所の登山口の前で止まっていた。予定通り「山路」でキノコたっぷりのほうとうを味わって帰路についた。
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