志賀山
しがやま
2035m
長野県
四十八池から望む志賀山
登山日 2007年10月14日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 前山リフト(10:10)…四十八池湿原分岐(10:38)…志賀山頂上(11:15)…志賀山神社(11:38)…大沼池展望地(11:39-12:25)…四十八池湿原東屋(12:52)…前山リフト(13:35)
 観光シーズン真っ直中の草津白根・渋峠を越えて志賀高原へと下りていく。最初の予定では大沼池入口から赤石山に登る予定だったのだが、帰りの混雑が予想されることから急きょ変更となった。妻にとって志賀山は昨年前山リフトを利用して登っている。裏志賀山から見下ろす大沼池が素晴らしいとのことで案内してもらうことにした。コースタイムは3時間足らずだ。当然のように往復リフト券を買い求めたが登山道を歩いてもあまり時間は変わらない気がした。リフトを降りるとそこは前山頂上1796mである。一段下は前山湿原で草モミジとなっていた。湿原を行くと直ぐに「渋池」に出る。広い遊歩道を歩いていくと志賀山への分岐だ。道標には「急な登り」と記されている。展望のない樹林帯の急登をゆっくりと歩いていく。登山道からは「お釜池」を見ることができる。高度を上げていくと笹刈りの道となり展望も開けてくる。

前山湿原と横手山

左が志賀山方面

志賀山への登り
 道が平坦になると五葉松休憩所だ。一瞬山頂かと思わせるような場所である。名だたる山名が書かれた方位盤が置かれているが山頂標識はないし三角点もない。変だと思ったがここが山頂だという。早いがここで昼食にしようと思ったが、裏志賀で池を見ながら食べようと妻が勧めるのでそれに従った。足を進めると高度が上がっている。すると本当の志賀山山頂に出た。三角点が置かれ志賀山と記されていた。実に地味な山頂であるが展望は一気に広がってきた。裏志賀山までの登山道が笹の中に続き、鉢山はもちろんのことその背後には横手山、北に目をやれば岩菅山が山頂を覗かせている。眼下を見下ろせば小さな池が静かにたたずんでいる。針葉樹林が多いせいか紅葉が鮮やかと言うわけではない。

五葉松休憩所

志賀山頂上

八池?
 鞍部から上り返して裏志賀山への分岐に出る。四十八池湿原が良い感じで眼下に広がっている。大沼池も姿を現わした。直ぐに志賀山神社の石祠が現れるとそこが裏志賀山の山頂だ。その先にはロープが張られ行き止まりとなっているが、道は続いている。ここを越して行くと直ぐに大沼池の展望地に出る。笹刈りの斜面に腰を下ろしコバルトブルーの大沼池を見下ろしながらの昼食とした。池の湖畔にはレストハウスがありその名は「エメラルド大沼」だ。すると他のハイカーが次々とロープを越えて来ては昼食としていた。池の向こう側は登る予定だった赤石山が姿を見せている。次の機会に登るとしよう。

四十八池湿原と横手山

大沼池

四十八池湿原の木道
 裏志賀山から分岐に戻り四十八池湿原へと下る。下りになると膝が悲鳴を上げる妻も今日は何の問題なく湿原に立つことが出来た。東屋に向かって木道が続いている。湿原は一面草モミジに彩られている。東屋から振り返ると志賀山がこぢんまりとその山容を見せてくれる。その姿はとても2000m超えの山とは思えない。東屋を過ぎるとすぐに横手山への分岐がある。ここを行けば2時間足らずで赤石山に行けるようだ。今回は見送り遊歩道をのんびりと前山まで戻った。
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