四阿山
あずまやさん
2354m
嬬恋村
岩櫃山から望む四阿山
登山日 2007年8月26日(晴れ) しんぷるライフ、IT、SN
行 程 パルキャビン山頂駅(8:20)…第一休憩所(8:47)…茨木山分岐(9:27)…2等三角点(9:40)…四阿山頂上(9:46-11:07)…茨木山分岐(11:24)…第一休憩所(11:54)…山頂駅(12:14)…浦倉山(12:24-12:30)…山頂駅(12:40)
 2度目の四阿山はゴンドラを利用して浦倉山から続く稜線を歩こうというものだ。標高差300Mほどで楽チンと思われるが、山と高原地図によるとコースタイムは2時間40分ほどで意外と時間がかかるようになっている。パルコール嬬恋リゾートホテルの駐車場へは8時前に到着。週末は8時に運転開始だ。片道900円、往復1200円と随分料金差があるのが気になる。お得感がある往復券を買い求めたくなるというものだ。標高2050Mの山頂駅に降り立つとホテルで作成されたハイキングコース案内が置かれていた。それによると四阿山まで100分(3.9Km)とある。1時間の違いは何だろうか。実際に歩いて検証しなければなるまい。

パルキャビン山頂駅登山口

笹の登山道を行く

田代湖と浅間山遠望
 山頂駅からはゲレンデを行く。直ぐに登山道へと入るが再びゲレンデだ。しかも近道とある。何れにしろ稜線を行くことには違いがないのであまり変わりはしないだろう。この時期の花は微妙だ。群生しているのはヤマハハコ。ヤナギランは数が少ない。アキノキリンソウが黄色をうつす。足元には紫色のリンドウが散見される。立秋が過ぎたこともあり秋の花が咲き出している。登山道は静かで全くの無風状態だ。あまり高度を稼ぐことなく道は続いている。シラビソの森林限界は過ぎておらず登山道からの展望は良くない。

三角点ピークから山頂を望む

四阿山頂上

根子岳を望む
 茨木山への分岐を過ぎると階段になる。今まで緩やかに下っていた分の高度を取り戻すかのような上りだ。この分岐まで高原地図によると2時間程だが実際は67分であり、置かれていたコース案内が正しいということになる。山頂までは35分とあるが20分足らずで登頂出来たことから、高原地図は大きな誤りを記載していることになる。変更が望まれるところだ。
 行く手には二つのピークが見える。2連の鎖場を難なく登れば2等三角点のある東峰だ。先の四阿山頂上には多くのハイカーの姿が見える。一旦軽く下って登り返せば混雑している四阿山頂上に着いた。根子岳が近くに見える。記念写真を撮影後日陰に腰を下ろし早めの昼食にした。印象に残っていた山頂はもう少し広かった気がしたが案外と狭い日本百名山の山頂であった。徐々に曇っていき周辺の山の姿は次々と消えていった。

三角点ピークへ戻る

茨木山分岐

浦倉山頂上
 のんびりと山頂を楽しんだ後に帰路に入ると多くの軽装ハイカーとすれ違った。途中で何回か休憩を入れながら山頂駅に着く。浦倉山まで往復30分ほどなので足を伸ばしてみることにした。標高2090mの山頂までの標高差わずか40mだ。ほんの一登りで登山道の一角にある浦倉山頂上に着いた。何の特徴もないピークではあるが群馬県人にはなじみの山頂標識が付けられていた。山頂駅まで戻りゴンドラで一気に下った。このコースは楽ではあるが変化に乏しく面白いコースとは言えない。根子岳または鳥居峠からの方が登山コースとしては面白いと思う。コースタイム2時間短縮にはいささか予定が狂ってしまった。こんな事もあるんだなと思った。
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