尼ヶ禿山
あまがはげやま
1466m
沼田市
玉原湿原から望む尼ヶ禿山
登山日 2007年5月27日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 センターハウス(9:58)…玉原ダム分岐(10:18)…セミナーハウス(10:25)…玉原越え起点への分岐(10:57)…第5鉄塔(11:00)…山頂(11:20-50)…玉原湿原入口(12:40)…玉原湿原散策…センターハウス(13:20)・
 天気はまあまあだが黄砂の影響で全く遠望が利かない。足休めに玉原高原尼ヶ禿山に登ってみることにした。センターハウス前駐車場は一杯で延長上の路上に駐車して歩き出す。乗り入れ規制された車道は観光客で賑わっている。ブナの湧き水でペットボトルを満たし、新緑を楽しみながらのんびりと歩く。新しい登山靴の足慣らしには丁度いいコースかな。玉原湿原は帰りに散策することにして先に進む。ゲートに「係員以外は立ち入らないで下さい 東京電力株式会社」とあるので左手の道を行く。(実はそのままゲートを越えて進むと左手に道標があり登山口となっている。)すぐに左手に玉原湖が見えてくる。そしてダムサイトの向こうには迦葉山が頭を覗かせている。更に行くと分岐道標が立ちサイクリングロードと道を分ける。

センターハウス前の案内板

玉原湖と迦葉山

しばらくは車道を行く
 緩やかな上り坂を行くと東京大学のセミナーハウスが見えてくる。かつては「朝日の森ロッジ」であったのだが東京大学に無償提供されたものだ。坂を上りきった左手に案内板がある。その案内板の前から登山道の入口があるのだが少しわかりづらい。道がわからずウロウロしてしまった。ちょうど居合わせたハウスの管理人と思われる人に道を尋ねて事なきを得た。ハウス脇を抜けても案内板があり、登山道へと続きその先は道を合わせるとのことだ。登山道ははっきりとしているが、多少笹に覆われていて藪にややなりかけている。足元に注意しながらブナを始めとした新緑を楽しみながら徐々に高度を稼いでいくと、セミナーハウス裏からの登山道と道を合わせる。

東京大学 国際セミナーハウス

ブナの新緑

藪になりかけた登山道を行く
 山頂を目指して進むと「玉原越え」への分岐だ。そこから数分で第5鉄塔の下に出る。行政の立てた道標が鉄塔の周りに3つもある。その中には玉原ダムから迦葉山へと書かれたものもある。以前歩いたカモシカコースである。ダムを周遊するサイクリングコースへと降りる道になる。山頂を目指しやや傾斜の増した登山道を行くと樹林帯を抜け玉原湖方面が見えてくる。武尊山もぼんやりと姿を現わす。そして一歩きで賑やかな山頂に着いた。天気は良いが黄砂のため展望がまるで駄目である。仕方なく木陰に腰を下ろしてささやかな昼食とした。

分岐道標

倉新分岐道標

第5鉄塔
 来た道をそのまま戻り、分岐からはセミナーハウス裏への道を下る。分岐道標には「朝日の森ロッジ0.6km」とある。緩やかな傾斜を快適に歩いていくとハウス裏に降りた。そこに立てられている道標に従い玉原湿原方面へ足を進めると車道に出た。ここがゲートを抜けた先の登山口である。車道に立つ道標には湿原は右方面となっているが、実際は左に進むと湿原への入口があるようだ。道標に従い右に進んでしまったためゲートに出てしまい、結局往路を戻る羽目になってしまった。

オオカメノキ

山頂から武尊山方面を望む

ムラサキヤシオ
 湿原入口から入りぐるっと一週木道を歩いてみた。水芭蕉はもうあらかた終わっていたが、湿原の花はまだまだこれからのようだ。湿原はムラサキヤシオが見頃となっていた。タムシバはすでに盛りを過ぎていた。
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