笠丸山
かさまるやま
1189m
上野村
登山日 2007年4月29日(晴れ) しんぷるライフ娘
行 程 上登山口(10:30)…地蔵峠(11:13)…山頂(11:35-12:30)…下登山口(13:15)
 暖冬だったこともあり、花の開花は早いはずとの予想は当を得ていなかったようだ。結局例年通りと言ったところだ。娘を連れてお手軽なアカヤシオ見物だ。4年前に来たコースと同じ行程を辿ってみる。花は決まっているようだ。ニリンソウ、ネコノメソウ、ヒトリシズカ、ハシリドコロ、エンレイソウ、ヤマエンゴサク、キケマンなどだ。
 多くのハイカーが訪れていることもあり止むなく路上駐車にて失礼し、上の登山口からしばらく林道を行く。やがて林道を外れ、沢に沿って歩き出すと登山道らしくなる。そして足元にはいつもの花がひっそりと咲いている。この時期の笠丸山の良さの一つに、登山口である住居附集落のミツバツツジなどの花の一群がまるでハイカー達を出迎えるように咲き乱れることが上げられる。

カラマツの林

頂上岩峰の基部へと急ぐ

稜線に出る
 沢沿いを歩いて行くとやがてカラマツ林となり傾斜も増してくる。そして地蔵峠だ。笠丸山とは反対方向に新しい道標が付けられていて、スーパー林道へと続く道が整備されているようである。峠からは穏やかな道となり、アカヤシオが姿を見せ始める。ちょっとした岩場を登りアカヤシオ越しに北峰を眺められる小ピークに立つと、長細い頂上稜線に多くのハイカーの姿が見える。木の根が張りだした頂上岩峰の基部を赤布を頼りに登れば、北峰と南峰との中間点に出る。北峰へと進み休憩だ。稜線を吹き抜ける風はまだ冷たい。幅の狭い山頂には多くのハイカーが談笑している。相変わらず人気の山だ。

赤岩・両神山方面を望む

アセビの林

下登山口へ下山
 肝心のアカヤシオは満開を少し過ぎてしまったところだろうか。しかし、いつもは葉が茶色になって薄汚い印象を受けるヒカゲツツジが、青々とした葉の中に地味な色の花を咲かせている。今日は暖かい一日だが大変に展望に優れている。西上州の山々の上には北アルプスや八ヶ岳が白銀の稜線を見せている。秩父方面の山もよく見える。
 帰路は南峰からの下山だ。基部まで一気に下る大変急な斜面である。ストックなどがないと滑って落ちそうだ。注意深く下っても50分足らずで登山口に下りる。私の好きな風景であるアセビ林を抜けて更に下ると下登山口だ。
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