大萱山
おおがややま
1154m
みどり市
草木湖東宮橋から望む大萱山
登山日 2007年4月1日(晴れ) しんぷる
行 程 尾沢林道終点(9:38)…標石603(10:03)…大萱山頂上(10:39-10:49)…石祠(11:12)…標石610(11:18)…駐車場所(11:33)
 林道入口には企業名で入山の断り書きがされている。ゲートは開放されているので車で乗り入れることにした。最初は舗装路で幅こそ狭いがなかなか快適だ。やがて未舗装となり路面が悪く両脇からの草が煩くなってくる。我慢して道なりに進むと駐車余地があるY字分岐となる。これ以上は無理と判断し車を降りた。左の道に入っていく(右の林道が正解)。何となく道があるようで稜線に向けて歩くが間もなく道は消えてしまった。杉林の急登を左の枝尾根に向かう。わずかの我慢で尾根に取り付くと、カタクリの葉が度々顔を覗かせている。花が一輪だけあった。県境の稜線に向かう明るい尾根を辿ると程なく尾根を合わせた。そこには立木に赤テープが付けられていた。やや東側には603標石が打たれている。やれやれだ。

左側の道に入ってしまった

杉林を抜け枝尾根に取り付く

県境稜線に出る
 あとは稜線を進むだけだ。踏跡はしっかりとしていてテープも頻繁に付けられている。迷うことはないだろう。アップダウンを繰り返しながら山頂を目指す。立木の間から北側には日光の山々が垣間見える。この山域特有の展望だ。今日はきわめて暖かく半袖シャツ一枚で十分な気温だ。鞍部にある松の木の間を通り過ぎ岩場の急登を越えると比較的平坦な道だ。草木湖の電波受信施設先のピークが待望の大萱山頂上だった。誰とも遭わない静かな山歩き。

2本の松の木の間を行く

岩場のある急登

電波受信施設
 山頂は立木が邪魔で展望には優れない。道は更に稜線上に続いている。時間も早いので昼食は摂らずに下山することにした。来た道を忠実に戻る。往路に見過ごした石祠も目に付いた。おそらくここは峠になっていたのだろう。標石603を通り過ぎ一般に歩かれている道を進む。徐々に高度を下げていくと伐採地が見えてきた。稜線には610標石が打ち込まれていた。裸地には広い作業道が敷かれこれを下れば駐車場所に戻れると確信した。途中道をショートカットしわずかばかりの時間を稼いだ。やがて道は林道となり駐車場所に戻った。右の林道を行けば悩まずに済んだようだ。

山頂

鞍部の石祠

標石610から見る伐採地
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