神成山
かんなりやま
325m
富岡市
上信越道から望む神成山
登山日 2007年1月28日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 南蛇井駅(10:00)…大サボテンの家(10:25)…登山口(10:28)…稜線の肩(10:37)…打越の御嶽さん(10:48)…宇芸神社跡(10:58)…緊急下山道(11:05)…下鍛冶屋御嶽さん(11:12)…鞍部(11:25)…神農原駅(11:44)

新堀神社からの登山口
 西上州の山に登るには上信越道の下仁田I.C.を利用することが多く、道路北側に低いながらも面白そうな稜線が見えている。以前から歩けるのかなぁと思っていたのだが、その稜線は神成山と呼ばれ南蛇井駅から神農原駅までの区間に登山道が整備されたとのことである。帰路には電車を利用すれば良く、それも又楽しいと思い冬に歩いてみたいと思っていた。神成山とその東側の宮崎公園には日本翁草2000株が移植され春先には目を楽しませてくれるとのことだ。
 南蛇井駅近くの学校に駐車させてもらったが、南蛇井駅にある案内板に従って線路を渡ると吉田公民館があるのでそこを利用すると良いだろう。宮崎公園に止めて逆コースでもよい。コースタイムは3時間見ておけばゆっくりと散策できるのではないだろうか。

明るい雑木林
 今日はほとんど手ぶらに近く、タオル、カメラとペットボトルを2人で1本、それと帰りの電車賃だけである。歩き終わった後にどこかで昼食をとるつもりなのである。そして制限時間11:45なのである。
 駅を出ると要所に道標があり迷うことはなさそうだ。一般道を通り「大サボテンの家」に着く。家の脇を通り急坂を上っていくと新堀神社だ。その手前を右手に入っていく。一気に稜線に乗り上げるようで階段状の急登が続く。ハイキングコースは明るい雑木林で落葉が少ない。鉄製の手すりを抜けると汗が滲むこともなく稜線の肩に出た。石祠が置かれ展望がよい。 

稜線の肩から望む西上州の山々
西には大桁山・鍬柄岳、鹿岳、四ッ又山が近い。更に北に目をやると妙義山が姿を見せている。今日は暖かいのか春霞のようだ。南の小沢岳や稲含山などは逆光の中陰影となっている。見下ろせば歩いてきた道がはっきりとわかる。コースは北側が杉の植林帯となっている。南側は切れ落ちているので植林には適さず雑木の自然林となっている。決して広くはない稜線歩きはなかなか快適である。小さなアップダウンの連続で思ったほど展望は優れない。
 数年前に整備された登山道ではあるが、所々にある石祠、石碑などを見ると昔から信仰され親しまれてきた山の歴史を感じざるを得ない。淡々と歩いていく。

打越の御嶽さん
 いくつかのピークを踏みながら進む。途中にはいくつもの分岐があり登山道が付いている。おまけに巻道まである。やがて石碑・石祠が多く置かれる頂に立つ。「下鍛冶屋御嶽さん」と標識の置かれた広場は数組のハイカーが腰を掛けていた。石祠の近くには登山者名簿も置かれている。

下鍛冶屋御嶽さん
 ここからは急な階段状の道を降りていく。竹林が綺麗だ。ちょっとした鞍部まで降りると神農原駅への分岐がある。時間に押されてもいたので、宮崎公園まで行かずに鞍部から稜線を下りることにした。砂防ダムの脇を通り平地に降りた。神農原駅まで迷うことなく着くと予定していた時刻通りだった。無人の神農原駅から隣の南蛇井駅まで数分の電車移動だ。気になっていた稜線歩きは忙しかったが楽な稜線歩きであった。
inserted by FC2 system